NHKは18日、料理番組「きょうの料理」で使う材料の目安の表示を、4人分から2人分に半減させると発表した。変更は今春から。一世帯の構成人数が減少していることなどが理由だという。 「きょうの料理」は1957年11月にスタートした当初は5人分の材料を紹介していたが、核家族化の進行に伴い、65年4月からは4人分の量になっていた。 今回の変更についてNHKは、2005年の国勢調査で世帯当たりの人数が約2・6人になり、今後も減少傾向が続くと想定されることや、番組のテキスト本の読者アンケートで「2人分」への要望が多いことから決めたと説明。さらに、食べ物の廃棄処分が増えている現状で、食べ物を大切にする姿勢も示したいとしている。