ミステリーや時代小説などで知られた作家の栗本薫(くりもと・かおる)さんが死去したことが27日わかった。56歳。評論家として中島梓(なかじま・あずさ)の名前でも活躍した。 平成19年に膵臓がんがわかり、闘病していた。 昭和53年、「ぼくらの時代」で江戸川乱歩賞受賞。54年に発表した「グイン・サーガ」が100巻を超すロングセラーになった。
ベビーカーやおむつといったベビー用品の対象年齢を、メーカー各社が引き上げる傾向にある。背景には、育児にのしかかる負担を少しでも軽減したいという親の都合が見え隠れする。「自分の足で歩けるようになったらヨチヨチ歩きでも親が見守る」「おむつは早くはずすもの」といった考え方が薄れているのだろうか。しつけや子供の成長への影響を懸念する声はあるものの、今のところはっきりとした根拠は見当たらないようで、賛否が分かれている。(中島幸恵) ◆子供がぐずるから 平日の午前8時、東京都港区内のある保育園には、出勤途中に子供を預けにくる親が次々と訪れる。子供の手を引いたり抱っこしたりする親が多い中、3歳前後の子供を大型ベビーカーに乗せてくる父親の姿も。 3歳2カ月の長男を乗せたIT企業に勤める男性(37)は「時間のない朝に(登園を)ぐずる子供にはベビーカーが欠かせない」と話す。 これに対し、男性園長は「歩けるのに
NHKは18日、料理番組「きょうの料理」で使う材料の目安の表示を、4人分から2人分に半減させると発表した。変更は今春から。一世帯の構成人数が減少していることなどが理由だという。 「きょうの料理」は1957年11月にスタートした当初は5人分の材料を紹介していたが、核家族化の進行に伴い、65年4月からは4人分の量になっていた。 今回の変更についてNHKは、2005年の国勢調査で世帯当たりの人数が約2・6人になり、今後も減少傾向が続くと想定されることや、番組のテキスト本の読者アンケートで「2人分」への要望が多いことから決めたと説明。さらに、食べ物の廃棄処分が増えている現状で、食べ物を大切にする姿勢も示したいとしている。
ストーカー行為をして思いが成就することはほとんどないのに、ストーカー規制法違反の罪で起訴される事件は後を絶たない。なぜなのだろう。 9日、東京地裁で開かれたある事件の初公判では、裁判官が「なぜストーカーをしたのか」という質問を、男性被告(26)に浴びせかけた。 被告が問われたのはストーカー規制法違反と住居侵入の罪。起訴状によると、被告は平成20年1月31日〜3月1日、交際していた女性に155回も電話をかけ、2月には女性のマンションの玄関ドアに「話がある」などの張り紙をするなどした。 冒頭陳述などによると、女性との交際は昨年10月ごろ始まったが、今年1月には別れ話が出た。もともと女性には別の交際相手もおり、「お互いに干渉しない」という約束の交際だったのに、被告が女性の居場所を確かめるようなメールを送ったことから、別れ話が持ち上がった。ストーカー行為はこの直後から始まった。 「自分が納得したか
「おかあさんといっしょ」ライブ ネット通じDVD−Rに 来年で放送50年を迎えるNHKの人気幼児番組「おかあさんといっしょ」スペシャルステージのDVDが、「DVDトースター」という新サービスを利用して、5月7日にリリースされる。DVDトースターは、店頭やWEBなどで購入するDVDビデオ作品を、一足早くインターネット回線を通じて家庭のパソコンのDVD−Rに焼き購入することができる新しいサービス。出来上がったDVDは手持ちのプレーヤーやパソコンで見ることができる。 ダウンロードやストリーミングとは異なるこのサービスは、IT関連企業のウェブストリームが開発した技術で、NHKでは1年前からビジネスモデルとして検討に入った。 企画制作のNHKエデュケーショナルの高橋典博プロデューサーは「流通経路が省けるので、時間を短縮でき、違法コピーも防げる利点がある。可能性を持ったツールとして期待しており、他の作
「なんと面妖な」「これは異なことを」。ちょっと堅苦しいはずの「侍言葉」が若い世代で静かな人気を呼んでいる。メールの文章を面白言葉に変換するサイトでは「武士語」にアクセスが殺到し、時代小説に登場する武士の日本語を集めた本がヒットする。遊び感覚ではあるが、失われがちな品格も感じさせてくれる。(海老沢類) トランスメディアGPが運営する文章変換サイト「もんじろう」は先月、ユーザーの要望を受けて「武士語」変換を追加した。「あなた→お主」「平社員→平侍」をはじめ「デモ→一揆」「クッキー→南蛮風せんべい」など、投稿で集めた「ちょっとゆるい」約1500語を収める。 累計変換数は5万回を超え、タレントのルー大柴さんが英語交じりで語る「ルー語」などに大きな差をつけて変換数のトップを快走する。 シャープも自社製携帯端末向けのダウンロード辞書に、侍言葉252語を収録。最近4カ月間のダウンロード数は「大阪弁ととも
オーストラリアで臓器移植を受けた後に相次いで死亡した3人の患者から、未知のウイルスを新しい手法で発見したと、米コロンビア大などのチームが6日、米医学誌に発表した。 チームによると、昨年4月、1人の男性から肝臓と腎臓の提供を受けた40代と60代の計3人の女性が手術4−6週間後に、脳炎を発症して死亡した。病院で組織培養やDNA検査で病原体を特定しようとしたが、何も見つけられなかった。 チームは、生物のゲノム(全遺伝情報)を解読するための高性能配列解読機を駆使し、患者の遺伝子から未知の配列の遺伝子断片をふるい分けた。この断片から作られるタンパク質を既知のタンパク質と比較するなどしたところ、これまで知られていないアレナウイルスの一種と判明した。 このウイルスは遺伝子配列の特徴からアフリカや欧州、アジアなどに起源があることが判明。臓器提供者は南欧の農村地帯などを3カ月間旅行して、帰国10日後に脳出血
東京都板橋区内のマンションで、階上に住む男児が跳びはねる音により精神的な苦痛を受けたなどとして、階下の男性が男児の父親に240万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が3日、東京地裁であった。中村也寸志裁判官は「騒音は受忍限度を超えていた」として、慰謝料など36万円の支払いを命じた。 中村裁判官は「夜間や深夜には騒音が階下に及ばないように、長男をしかるなど住まい方を工夫し、誠意ある対応を行うのが当然」と述べた。 騒音は当時3〜4歳だった男児が、廊下を走ったり、跳びはねたりしたときの音と認定。午後7時ごろから深夜に及び、50〜65デシベルと都条例の定めた騒音レベルを超えていたとし、「被告の住まい方や対応の不誠実さを考慮すると、騒音は受忍限度を超えていた」と結論付けた。 判決によると、平成16年2月、被告家族が引っ越してきて以来、被告の長男が跳びはねる音が深夜まで続いた。男性の注意にも被告家族は乱暴な
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