栗本薫さん死去=100巻超す「グイン・サーガ」が人気 栗本薫さん死去=100巻超す「グイン・サーガ」が人気 SF、ミステリー、時代小説、評論など多彩な分野で活躍した作家の栗本薫(くりもと・かおる、評論家名は中島梓=なかじま・あずさ=、本名今岡純代=いまおか・すみよ)さんが26日午後7時18分、膵臓(すいぞう)がんのため東京都品川区の病院で死去した。56歳だった。東京都出身。葬儀は近親者で行い、後日お別れ会を開く。 早大卒。1977年に文芸評論「文学の輪郭」で群像新人文学賞、78年に小説「ぼくらの時代」で江戸川乱歩賞を受賞。79年から世界一長い物語を目指してファンタジー「グイン・サーガ」シリーズを始め、これまでに正編126巻、外伝21巻を発行し未完となった。同作は英、独、仏語などにも翻訳されている。 ほかに「絃(げん)の聖域」(吉川英治文学新人賞)、「魔界水滸伝(すいこでん)」「伊集院