食材の旨味が、衣から弾けて溢れ出す瞬間が揚げ物の醍醐味サクッと揚げて閉じ込めた食材の旨味が、衣から弾けて溢れ出す瞬間が揚げ物の醍醐味。揚げ物は、多量の油を用いて高温で野菜や魚肉などを揚げる料理を指す。主な料理としては、天ぷら・からあげ・フライなどがあげられる。 奈良時代には、既に揚げるという調理法が知られていたが、油の生産量が少なく高価であったため広く普及することはなかった。江戸時代に植物油の生産量増加と天ぷらの普及に伴い、広く庶民にも食されるようになり広がりをみせる。 尚、西洋においては揚げるという単語は1930年代におけるまで記述が存在せず、古代ローマのレシピ本であるアピシウスの中でPullum Frontonianumという鶏料理の下準備として、揚げる技法が初めて紹介されている。 1 三河屋【乃木坂】ほとんどの客が注文するミックスフライ定食は、注文が入ってから揚げる熱々のメンチカツ、