麻生太郎財務相は25日の閣議後の記者会見で、肺炎を引き起こす新型コロナウイルスの拡大を受けた追加経済対策について、「今すぐ何か考えているわけではない」との認識を示した。 麻生氏は経済の下振れリスクを左右する新型コロナウイルスの拡大が「いつ収束するか、どれぐらい拡大するかはよく分からないところがある」と指摘。持続的な経済成長を実現するため昨年末に決定した事業規模約26兆円の総合経済対策の効果がまだ出ていないとして、既存対策の実行が優先だとの考えを示した。 一方、連休明け25日の東京株式市場で日経平均株価の下げ幅が一時1000円を超えるなどマーケットが混乱していることを受け、財務省、金融庁、日本銀行とで国際金融市場に関する3者会合を開く考えはあるかとの質問には、「何も申し上げる段階ではない」と答えるにとどめた。
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