ちなみに漢民族にあたる人でも、保護を求めて少数民族と申告する場合があると聞く。これは漢民族が実質的に文化による区分にすぎず、遺伝で見ると長い歴史を経て相当に周辺の民族と入り交じっている背景が可能にしたことでもある。 http://d.hatena.ne.jp/hokke-ookami/20080416/1208390936 NHKの『その時歴史が動いた』で「水平社運動」を採り上げたということは知らなかった。西方万吉とか出てきたのだろうか。 さて、上のパッセージを読んで、少し私の記憶から書き出してみる。 先ず、中国において、民族の帰属は基本的に自己申告制で、特に漢族と少数民族の間に生まれた人では少数民族になる人が多いように思われる。これは少数民族になれば、大学入試などのときのアファーマティヴ・アクションの対象になるとか、独子政策の対象から免除されるということが大きいようである。また、長い間差