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ブックマーク / www.flowerwild.net (9)

  • flowerwild.net - ヤン・クログスガード インタビュー<br>──『ビルマVJ 消された革命』

    Introduction ミャンマー軍事独裁国家に潜伏したビデオジャーナリスト=VJたちが撮った映像をもとに、2007年に僧侶たちが起こした革命的なデモを描いた 『ビルマVJ 消された革命』。小型デジタルカメラとインターネットという現代のメディアを武器に、顔のない映像作家たちが残した無数の映像の切れ端から、群衆蜂起の白熱が再構成される。市内の目抜き通りを取り囲むあらゆるビルディングから人々が身を乗り出し「自由を!」の声をあげる。みるみるうちにふくれあがるデモ行進の列。そして、攻撃に転じた政府たちによるおぞましい弾圧。撮影者たち自身の沸騰状態をも感じさせる映像群がそこにはある。メディアを活用した新しいジャーナリズム、新しいドキュメンタリーの可能性がここで確実に示されている。 企画を立案し、VJたちの中心人物である「ジョシュア」とともに脚を手がけたデンマークのヤン・クログスガードは、東南アジ

  • flowerwild.net - 『台北24時』、リー・カンション監督 インタビュー

  • flowerwild.net - 第10回東京フィルメックス レポート vol. 1

  • flowerwild.net - 波の行方──<br>第62回カンヌ映画祭報告

  • flowerwild.net - 第21回東京国際映画祭レポート vol.1

    『一緒にいて』(Be With Me, 2005)をめぐって、仏映画評論ジャーナリズムでは、ちょっとした論争が起こったが、日では一度も一般公開されていない、シンガポールを代表する監督エリック・クーの最新長編、「アジアの風」部門選出『私のマジック』(My Magic, 2008)。『一緒にいて』でも主要キャストのひとりに、かなりのメタボを具現化した人物が登場していたが、今回の主人公、元マジシャンで酒におぼれるフランシスは、それどころではない巨体だ。それは単に表層的な指摘ではない。作は、貧しい父子家庭で10才の息子に愛想をつかされた父親が、ガラスを飲み込んだり、たくましい腕に極太の針を指貫きしたり、といったまさに体を張ったマジックで、なんとか息子の学費が払えるように、「よき父」になろうとする、「お涙頂戴もの」に堕する可能性もあった。自らの肉を痛めつけることで、市場で鶏肉を買い、お祖母ちゃん

  • flowerwild.net - 可憐かつミステリアスに咲き誇る夜顔<br>──ビュル・オジエ インタビュー

    カトリーヌ・ドヌーヴとはまったく異なるセヴリーヌ像を『夜顔』(2006)で披露してくれるビュル・オジエ。その圧倒的な存在のたたずまい、成熟した女性にしか見いだせないミステリアスかつピュアな輝きを発揮しながら、ユーモアとエスプリの深遠さに満ちた言葉で、作の誕生、撮影をめぐる希有な経験を語ってくれた。 ──作のプロジェクトに参加したきっかけを教えてください。 ビュル・オジエ(以下、BO):オリヴェイラがミッシェル・ピコリを介して連絡をくれたの。彼は直接私にコンタクトをとることができなくて、耳が少し悪いからあまり電話で話すのは好きではないから。そういうわけで、しばらくしてオリヴェイラ人から電話があって、この映画に出演したいですか、こういう作品で、是非あなたに演じて欲しいって。彼とはすでに一度組んでいたから(『Mon Cas』[1985])、ごく普通のシンプルな出演依頼だった。 ──作品の内

  • flowerwild.net - エロティックなダークネス<br>──リー・カンション インタビュー

    Introduction リー・カンション(李康生)は、ツァイ・ミンリャンの主演俳優であることにとどまらず、映画作家としてもその独特な存在感を強め始めている。処女作の『迷子』(2003)で、無為のような弔いの時間を着実なかたちに演出してみせた彼は、新作『ヘルプ・ミー・エロス』(2007)においては現代に蔓延している不安を個々の俳優を通して身体化する。このインタビューでの彼の語り口からも明らかなように、リー・カンションのスタイルはどこまでも具体的なのである。 ──『ヘルプ・ミー・エロス』は2作目の監督作品になりますが、ご自分にとって俳優であることと監督であることとの質的な違いとはどのようなことだと思いますか。 リー・カンション(以下リー):その違いを身体の部分にたとえると、監督は「頭」にあたると思います。監督と俳優とは普段1映画を見るにしても、その見方が違ってくると思います。僕が監督を

  • flowerwild.net - 『夜顔』公開記念イベント情報

    「オリヴェイラ ナイト」 12/15(土)銀座テアトルシネマ 22:00~ トークショー ゲスト:中条省平(予定) トークショー終了後、上映スタート ・『ノン、あるいは支配の虚しい栄光』(P) オリヴェイラ作品中、最大のスケールを誇る歴史戦争絵巻 ・『神曲』(P) 狂気と贖罪。聖書とドストエフスキーを生きる人々の寓話 ・『クレーヴの奥方』 ラファイエット夫人原作の古典恋愛小説を、舞台を現代に移して描く 当日券のみ販売¥2,500(税込)全席指定 12/10(月)より劇場窓口にてチケット先行販売開始 *(P)はプロジェクター上映 「ルイス・ブニュエル ナイト」12/22(土)銀座テアトルシネマ 22:00~ トークショー ゲスト:柳下毅一郎×中原昌也(予定) 22:40~ 上映スタート ・『それを暁と呼ぶ』(P) 人目を忍んで育む禁断の愛。極上の悲恋物語 ・『ビリディアナ』(P) 宗教を独

    baatmui
    baatmui 2007/12/12
    「ルイス・ブニュエル ナイト」12/22(土) 銀座テアトルシネマ
  • flowerwild.net - アピチャッポン・ウィーラセタクン インタビュー──『世紀の光』をめぐって

    アピチャッポン・ウィーラセタクンはすでに数々の国際映画祭から高い評価を得ている、1970年生まれのタイ出身の映画作家だ。東京フィルメックスでは第1回に『真昼の不思議な物体』(2000)が、第3回に『ブリスフリー・ユアーズ』(2002)が、第5回には『トロピカル・マラディ』(2004)がそれぞれコンペティションで上映され、そのうち2作品(『ブリスフリー・ユアーズ』、『トロピカル・マラディ』)がグランプリに輝くという快挙を成し遂げている。今回上映された最新作『世紀の光』(2006)は、モーツァルト生誕250年を記念した〈ニュー・クラウンド・ホープ〉プロジェクトの一環として制作された作品であり、第63回ヴェネチア国際映画祭においても多大な成功を収めたことが伝えられている。観客の映画体験に異様な揺さぶりをかける監督アピチャッポン・ウィーラセタクンに、このたび短い時間ながらもインタビューをする機会を

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