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ブックマーク / www.pulp-literature.com (7)

  • 2010.1c / Pulp Literature

    ★★★★ How to Read Literature Like a Professor / Thomas C. Foster 矢倉尚子 訳 / 白水社 / 2009.12 ISBN 978-4560080399 【Amazon】 文学部的読み方の指南。西洋文学を対象に、象徴やパターンなど、文学作品に織り込まれたコードを解説している。 私が言いたいのは、文学の文法、伝統的手法やパターン、コードと法則などで、私たちはみな、作品を読むにあたってこれらを適用することを学んでいく。どんな言語にも、用法と意味を支配するルールとしての文法があり、文学言語も例外ではない。それは言葉そのものと同様、多分に恣意的である。(p.11) これは刺激的だった。水に濡れるとか、事をするとか、病気になるとか、そういうのにはだいたい裏の意味づけがなされていて、テクストを重層的にしている。ヴィクトリア朝の作家はタブー

  • ジョヴァンニ・パピーニ『逃げてゆく鏡』 - Pulp Literature

    ★★★★★ Lo specchio che fugge / Giovanni Papini 河島英昭 訳 / 国書刊行会 / 1992.12 ISBN 978-4336030504 【Amazon】 ボルヘス編纂の短編集。「泉水のなかの二つの顔」、「完全に馬鹿げた物語」、「精神の死」、「<病める紳士>の最後の訪問」、「もはやいまのままのわたしではいたくない」、「きみは誰なのか?」、「魂を乞う者」、「身代わりの自殺」、「逃げてゆく鏡」、「返済されなかった一日」の10編。 <バベルの図書館>の30巻目。いかにもディレッタントが好みそうな幻想小説集だった。19世紀風の耽美な価値観が魅力的で、常識を越えた歪な状況にくらくらする。一読して癖になる作風だった。 以下、各短編について。 「泉水のなかの二つの顔」"Due immagini in una vasca" 久方ぶりに廃園を訪れた男。泉を覗くと、

  • 新入生のための海外現代文学リスト : Pulp Literature 

    ★★★ In a Free State / V.S. Naipaul 安引宏 訳 / 草思社 / 2007.12 / ブッカー賞 ISBN 978-4794216632 【Amazon】 5つの中短編を1つの作品としたコレクティヴ・ノベル。「ピレウスの老ヒッピー」、「大勢の中で一人は」、「教えてくれ、誰を殺るのか」、「自由の国で」、「ルクソールの中国雑技団」の5編。 複数の中短編を連ねることによって、ポスト・コロニアルな状況を俯瞰しようという試み。いずれも故国から遠く離れた人々にスポットを当てている。鋭い観察力の賜物なのだろう、異境でのとまどいに臨場感があって、著者の紀行作家としての力量が垣間見える。これは旅行記も読まねばなるまいなと思った。 以下、各中短編について。 「ピレウスの老ヒッピー」 プロローグ。アテネの外港ピレウスから、カイロの外港アレキサンドリアへの船旅。イギリス系の老ヒッピ

    baatmui
    baatmui 2008/03/25
    15冊しか読んでなかった!新入生じゃないけど参考にさせて頂きます。
  • 2007.10b / Pulp Literature

  • 2007.6b / Pulp Literature

    baatmui
    baatmui 2007/06/16
    これは面白そう。女と熊との生活というプロットはアイヌ神話に出て来そうだなあ
  • 2007.3a / Pulp Literature

    baatmui
    baatmui 2007/03/08
    ラッタウット・ラープチャルーンサップ『観光』
  • http://www.pulp-literature.com/200606c.html%252321_t1

    baatmui
    baatmui 2006/06/22
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