これからここに書き綴ることはきっと、ceroへのラブレターのようなものになってしまうと思う。 私は、ceroとともに「大人」になってきた。いや、決して言い過ぎじゃないと思っている。いまから10年ほど前に、友人に連れられ阿佐ヶ谷のrojiというバーで初めて髙城くん(以下呼び捨てにさせてもらいます、ゴメン)に出会ったときから、そのときどきにお互いが聴いている音楽を語り合ったり、ときには朝まで飲み明かしたり、私の友だちが彼の友だちになったり、彼の友だちが新しく私の友だちになったりした。そのなかには恋もあったし、ときには悲しいこともあったし、そして何より楽しいことがたくさんあったのだった。 それは20代半ば、社会に出て、そろそろ気だるさと疲れに膿んできていた頃のこと。自分の周りで生まれつつある音楽が急速にエキサイティングになっていく、その只中に居させてもらったことで、おそらく私は救われていたのかも
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