米Intelは6月18日(現地時間)、一部の第13世代 / 第14世代Intel Core K/KF/KSプロセッサシリーズにおいて発生している動作の安定性に関する問題に関して、ガイダンスを発表した。eTVBのバグにパッチが当てられるが、問題の根本的な原因ではないとして調査が続けられている。 第13世代 / 第14世代Intel Core K/KF/KSプロセッサにおける不安定性について公式声明 - 安定性の問題は調査中 第13世代 / 第14世代Intel Coreにおいて高負荷時の動作安定性について問題があると報告されていた件で情報が錯綜する中、Intelからの公式声明が発表された形。要因としてプロセッサが高温状態にあるときでもターボ周波数と高い電圧で動作する以前のBIOS設定により、プロセッサへの入力電圧が高すぎる状態にあったという。 一方、この問題について調査していく中で、eTVB
Intel has confirmed to Tom's Hardware that reports it has solved the root cause of the Core i9 crashing issues are false. Intel's statement is counter to German publication Igor's Lab, which reported earlier today that Intel had discovered the root of the problems affecting the stability of 13th Raptor Lake and 14th Generation Raptor Lake Refresh Core i9 processors, spawning a wave of reporting th
更新履歴 [記事初公開日: 2024/6/15 AM07:51] ① Intelの新たな声明によると、CPUが不安定になる根本的な原因はeTVBの設定ミスではないそうです。当初、記事に「原因判明」と記していましたが、これは誤りでした。謹んでお詫びいたします。記事下部にIntelの声明を加筆するとともに、記事タイトルおよび内容を改訂いたしました。 [2024/6/15 PM18:18] [New] 事の発端Intelの第13世代Core 13000シリーズ(Raptor Lake)や第14世代Core 14000シリーズ(Raptor Lake Refresh)のK付きCPU (Core i9-13900KやCore i9-14900Kなど)を使用していると、数か月後くらいに突然不安定になって、ゲームがクラッシュしたり、「Out of video memory trying to alloc
11月21日、米半導体大手エヌビディアは、アップルにはできない中国を巡る懸念の払拭が可能だ。米カリフォルニア州サンタクララのエヌビディア本社で2022年5月撮影。同社提供(2023年 ロイター) [23日 ロイター] - 人工知能(AI)向け半導体で圧倒的シェアを誇る米エヌビディア(NVDA.O), opens new tabが、これまで米インテル(INTC.O), opens new tabの牙城だったパソコン(PC)用半導体市場に挑もうとしている。 事情に詳しい2人の関係者はロイターに、エヌビディアがマイクロソフト(MSFT.O), opens new tabの基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」を動かすCPUの設計をひそかに開始し、そこには英半導体設計大手アーム(O9Ty.F), opens new tabの技術が使われると明かした。 マイクロソフトは、半導体メーカー各社がウィンドウズ
Zen 5 / Ryzen 8000シリーズのIPC向上率がリークされました。YouTubeチャンネルのRedGamingTechが報じました。 信頼できる情報筋によると、AMD Zen 5のIPCは、Zen 2からZen 3のときよりも高くなるという。Zen 2からZen 3のときはIPCが19%向上した。つまり、Zen 4からZen 5へは19%を超える向上になるという。おそらくは20%前半となるだろう。 一方で動作クロックの増加幅は小さいという。最大でも+100~300MHzくらいになるだろう。Zen 5の消費電力は基本的にZen 4と同程度とされている。 RedGamingTechによると、Zen 5 / Ryzen 8000シリーズは、Zen 4 / Ryzen 7000シリーズから20%以上のIPCの向上が見込まれている模様です。この話が本当ならクロックの向上も加味すれば、25
Intelの次期デスクトップCPUと噂されていたMeteor Lake-Sですが、キャンセルとなった模様です。 ハードウェアリーカーのRaichu氏により、2023年5月版のIntelのCPUロードマップがリークされました。それがこちら。 2023年5月版 Intel CPU ロードマップ タイトルは『Ww18’23 Roadmap update』と記されており、このロードマップが2023年の第18週(2023年5月の第1週)時点でのロードマップであることを示しています。 大部分はマスクされていますが、右端に「Remove Productization of MTL S6+8」(Meteor Lake-S 6+8の製品化を削除)と書かれており、Meteor Lake-SデスクトップCPUの製品化がキャンセルされた旨が記されています。 これまで、Meteor Lake-Sは、「キャンセルされ
2023年1月10日23時(日本時間)、AMDは「Ryzen 7000シリーズ」のTDP 65W版モデルの販売をグローバルで解禁した。今回販売が解禁されたのは「Ryzen 9 7900」、「Ryzen 7 7700」、「Ryzen 5 7600」の3モデル。型番末尾が“X無し”であることが、昨年発売された“X付き”モデルと見分けるヒントとなる。 X付きモデルは“エンスージアスト向け”と銘打たれて発売された関係でTDPが高く、かつ値段も高めに設定されていたが、今回の新モデルは全モデルにCPUクーラーが付き、かつTDPも全モデル65Wになったことでより扱いやすくなったメインストリームモデルといえる。Socket AM5を採用しているためDDR5メモリーや600シリーズマザーボードの価格という問題は残るが、長く使えるAM5プラットフォームでより安く組めるようになった点は評価したい。 国内における
PCのライターとしてキャリアをスタートし、今はPC、スマホ、自動車の半導体などを中心に取材して幅広い媒体でニュース記事や解説記事などを執筆している。 MediaTekと言えば、多くのコンシューマユーザーにとっては「お安いスマートフォン」に搭載されている安価なArm SoCを提供する2番手、3番手の半導体メーカーというイメージではないだろうか。だが、既にそれは過去の話になりつつある。 実はMediaTekは、プレミアムAndroidスマートフォン向けSoCのイメージが強いQualcommに匹敵するようなSoCをリリースしている。今の時点では中国市場限定だが、ゲーミング向けのような高性能Androidスマートフォンにも採用されている。 また、元々普及価格帯のスマートフォン向けに強かった事情もあり、ここ数年のコロナ禍でのデジタル市場拡大という後押しを受けてシェアを拡大し、iPhoneも含めたスマ
半導体不況を蹴散らしたビッグニュース 2021年のコロナ特需は終わりを迎え、半導体業界は不況に突入し始めた……と思っていたら、そんな不況を吹っ飛ばすビッグニュースが2022年11月10日(木)以降に日本列島を駆け巡った。 同日夜7時のNHKニュースが、トヨタ自動車、デンソー、ソニーグループ、NTT、NEC、ソフトバンク、キオクシア、三菱UFJ銀行の8社が出資する半導体の新会社「Rapidus(ラピダス)」が設立され、5年後の2027年に2nmプロセスノードの先端ロジック半導体を量産すると報じたのだ(図1)。 筆者はこのニュースにのけぞり、これはもはや暴挙を通り越して笑うしかないと思った。それはどう考えても“Mission Impossible”だからだ。 まず、誰が2nmのロジック半導体を設計し、誰がプロセス開発を行い、誰が量産するのか? 出資会社の中には半導体メーカーが2社含まれている。
西川善司の3DGE:Ryzen 7000を支えるZen 4アーキテクチャのすべて。CPUコアに加えられた細かい改良とI/Oダイの見どころをひもとく ライター:西川善司 AMDのデスクトップPC向け新世代CPUである「Ryzen 7000」シリーズのレビュー公開に合わせて,アーキテクチャに関する詳細情報が解禁となった。そこで本稿では,Ryzen 7000のアーキテクチャである「Zen 4」について解説したい。 なお,Ryzen 7000のラインナップや,主なスペック,基本的な設計方針といった概略は,8月30日掲載のニュースで紹介済みなので,概要を知りたい,あるいはRyzen 7000の基礎情報を知らないという人は,そちらを最初に参照してほしい。 Zen 4とはどういったCPUなのか Ryzen 7000が採用するZen 4コアのCPUダイ(CPU Complex Die,以下 CCD)は,T
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