サッカーの上達の上で戦術眼を磨くことは最優先事項です。しかし戦術理解度を上げるだとか戦術眼を磨くというのは具体的にどういうことなのかわからない方が多いと思います。今回は将棋の定石を学ぶことで、サッカーの戦術眼が豊かになるという具体例を紹介したいと思います。 「確かな戦術眼を持っている」とは「3手先を読める」と同義です。3手先を読めるということは、自分の頭の中だけを頼りにした夢想による想像ではなく、経験に基づく直感であり、先手を打つことで敵が不可避に一定のリアクションを取らざるをえない状況を作り出す唯一手です。相手に逃げ道を残してしまっては、完璧な読み切りができませんので、戦術眼が高いとは言えません。 サッカーは平面上のメタ空間に置き換えて戦術を議論することが可能なスポーツであり、選手の動きが時間的な制約を受けるという点で、駒の動きに制約のある盤上競技である将棋に、部分的に近似できます。 で
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