2015年の中央競馬は全日程を終了。オーラスの有馬記念を制したのは、ゴールドアクターだった。同馬は美浦・中川厩舎所属の関東馬。そして、日本ダービーを勝ったドゥラメンテは、美浦の堀厩舎所属だった。 一年を代表する両レースを関東馬が制したのは、日本ダービーをウィナーズサークル(松山康久厩舎)、有馬記念をイナリワン(鈴木清厩舎)が制した1989年以来。実に26年ぶりだった。 今年の東西のG1勝利数は、関東の7に対して関西は16。ダブルスコア以上の差がついたが、全体の勝率は5・5%、5・9%と大きな差はない。1走あたりの賞金は、関東が1335万円を記録。関西の1309万円を上回った。加えて、地方競馬のダートグレード競走での活躍は目覚ましく、ホワイトフーガ(美浦・高木厩舎)がJBCレディスクラシックを、コーリンベリー(美浦・小野厩舎)がJBCスプリントを勝ち、サウンドトゥルー(美浦・高木厩舎)は