サッカーの名門レアル・マドリード(スペイン)の下部組織(カンテラ)に所属していたナチョ・マルティン氏が地元メディア「vice.cоm」にユースチームの現状を告発した。 「ここまでひどい」というタイトルの記事によると、15歳でユース入りした時点で、アディダスなどの大手メーカーとの契約が決まり、多額のサラリーを手にできるという。それは一般家庭の両親が稼ぎ出す給料よりも多く、免許もないのに高級外車を購入する勘違い選手もいるほどだ。 宿舎生活は毎朝、鏡の取り合いから始まり、選手たちはドライヤーを手にトップ選手と同じ髪形をつくり上げる。高校生ながら、勉学面は軽視されて練習中心の時間割が組まれるそうだ。またストレス発散のために部屋(一部屋3人)に選手を閉じ込め、わざとケンカさせることもある。 特に食事面は深刻な状態だ。朝食はビスケットとジュース、フルーツなど毎朝同じメニュー。午後2時にランチを取るが、