野望はゲームで「世界制覇」 常に新しい切り口を追求コーエーテクモホールディングスの襟川陽一社長2020 / 4 / 18 コーエーテクモホールディングスは歴史シミュレーションゲームの草分けとして知られる。代表作の「信長の野望」と「三國志」は35年以上にわたって新作を出し続けてきた。ゲームクリエーターでもある襟川陽一社長は「コアファンを意識して必ず新しい切り口を入れている」と語る。野望は「グローバルで活躍するIP(知的財産)」を育てることだ。 武将生き生き AI使い表現――1月に発売した最新作「三國志14」にはどんな思いや工夫を盛り込みましたか。 「もう一度原点に帰って人間ドラマを強化しました。猪突(ちょとつ)猛進型の張飛とか、熟考型の関羽とか、毎回違ったドラマ展開になるよう、今回はAI(人工知能)を使って武将を生き生きと表現しました」 「自分の国の勢力を表す色塗りの要素をもう一度入れていま