モリーニョの放出“ブラックリスト”に入っているスペイン人派閥のS・ラモスとカシージャス【Real Madrid via Getty Images】 チャンピオンズリーグ(CL)ではグループ首位通過がかなわず、リーガ・エスパニョーラでは早くもバルセロナに勝ち点11差をつけられてしまったレアル・マドリーは、これから厳しい冬を迎えることになる。しかもその厳しさはピッチで戦うチームだけでなく、フロントにも及ぶ可能性をはらんでいる。 チームが抱える成績上の問題とフロントに内在する組織的な問題は、一見すると直接関係がないもののように思える。だが、実際は違う。現在ピッチ上に表れている問題の原因は、ジョゼ・モリーニョにトップチームの監督以上の権限を与えることを認めたフロレンティーノ・ペレス会長の決断にあるからだ。 ポルトガル人監督の強烈な性格については、今や誰もが知っている。だがそれ以前の問題として、