王者バルセロナに対して弱者の戦いを見せたレバンテだったが、7-0のスコアは残酷な現実を表していた。目線の異なる様々なクラブが共存するのがリーガの魅力でもあるのだが……。 21歳のブラジル人獲得に払った額は5700万ユーロ(約74億円)。23歳のバスク人には3800万ユーロ(約49億円)。21歳のスペイン人には3000万ユーロ(約39億円)。 ああスペインは不況を脱したんだなと思われそうな数字だが、そんなことはない。6月の失業率は26.3%。25歳未満に絞ると56.1%。ユニフォームの胸スポンサーを見つけられないまま開幕を迎えたのは5チームだから、9チームもあった2年前よりはマシになっているが、国もクラブも依然火の車である。ネイマールやイジャラメンディやイスコに大金を払ったのはバルサとマドリーであり、両者は別世界に属しているのだ。 実際、2強とその他の経済格差は大変なことになっている。クラブ