モリーニョ(右)とレアル・マドリーの契約は最後まで全うされるか【Real Madrid via Getty Images】 2010−11シーズンは折り返し地点を過ぎた。前半戦でいいスタートを切ったクラブもあれば、失敗したクラブ、残留争いに巻き込まれているクラブなど、状況はさまざまだ。サッカー界で世界最高の監督とみなされているジョゼ・モリーニョにとっては、今季から率いるレアル・マドリーの特徴をようやく、つかんだところだろうか。 “白い巨人”(レアル・マドリーの愛称)のここまでの戦いぶりを見てみると、今季は指揮官が代わった上に新加入選手が多かったこともあり、まだチームとしての戦い方を確立している最中という印象を受ける。クラブとモリーニョの関係も、ボクシングの第1ラウンドのように様子見の状態だ。重要なのは、最終的な結果である。監督は時に弱い立場にあるが(特にこのビッグクラブでは)、引く手あま