2012年03月31日 目的関数 ものすごく初歩的な思考実験。 Aという商品とBという商品が市場に大量に出回っています。 流通量が膨大なのであなたがどんな売買をしようと価格変動への影響はほとんどありません。 他の商品は流通していません。 例によってCPI一定や金利一定や売買コストゼロの仮定も設けておきましょう。 Aという商品の実体は、毎年1万円の現金をもらえる権利です。 Bという商品の実体は、毎年2万円の現金をもらえる権利です。 どちらも確定利回りの商品です。 昨年末のことです。 Aの価格は10万円、Bの価格は20万円でした。 23歳の平凡なサラリーマンのあなたは全財産の40万円をつぎ込んでAを二つ、Bを一つ購入しました。 その時点であなたの財産はAが二つ、Bが一つ、現金が0円です。 今年のあなたにとって嬉しい出来事は次のうちどれでしょうか。 Aの価格は10万円のまま。Bの価格は20万円の
本年もよろしくお願いいたします。 2011年はエスクリ(2196)に集中投資したことにより+226% と単年度成績では過去最高のパフォーマンスを上げることができました。 '08年( –32% )、'09年( –43% )とひどい成績ですし、自分の資産内容を公開するのは他人に裸を見せるようで恥ずかしいです。しかし、 多少失敗しても退場させられなければ取り戻せること 宝くじより株のほうが効率がいいこと を示して、後に続く人の希望となればいいなと考えて成績を公開します。 1999年から投資を始めましたが、2000年以前の成績はちゃんと記録していなかったので、2001年以降の成績ですが、10年間の平均年利は20.6%です。それでも資産は10年間で7.8倍になっている計算です(図1) 【図1】 '09年、'10年と株式資産が1,000万円を割り込んだ時期もありましたが、エスクリのおかげで今年一気に5
株式投資についてつらつらと書くブログ(走り書き)。誤字脱字計算間違い多数。補正・修正は読み手側でしてください。 同じ投資額でもリンクする産業資本は量、価値共に全く違う。 ちょっと面白い例として、割高銘柄で構成されたポートフォリオを組んでみた。んで、その内情をグラフにしてみた。それがこれ。 投資先としては高PBR高PER銘柄。主としてIT系をメインに7社で構成。 まず見て頂きたいのはグラフの右側。順調に利益が積み増されている。ルックスルー利益の成長率はここ5年間で3倍にもなった。素晴らしいの一言。これに付きます。しかしながら、成長率は遁減。70%の成長率が今では30%程度に。今後も下がりつづけていくでしょう。 さて、次に見て頂きたいのはグラフの左側。1050万と言う投資額に対して紐付く資本の額は115万円。売上も100万程度、利益に至っては30万円。こんな消費税にも満たない利益が年率30%で
複数の銘柄に分散投資をし、ポートフォリオを構成する。 ポートフォリオにはコングロマリットとか、総合商社といった意味合いがあるんじゃないだろうか。企業を組み合わせて箱庭的な、仮想的な事業体を形成する。それがポートフォリオの本当の意味ではないだろうか。少なくともファンダメンタル投資家にとっては。 ファンダメンタル投資家としてポートフォリオを見た場合、単に分散投資によるリスク低減だけがポートフォリオの目的ではないのは明らかだ。 投資した株にはそれぞれ一株当たりの資産、資本、売上、原価、人件費、利益、配当額等、様々な情報が付随している。 投資先の株の情報を拾い上げて、束ねてみよう。そうするとポートフォリオの意外な一面が見えてくる。 例えば100万でいくつか株を買ったとしよう。その100万に対して、企業の資産は300万で、資本は200万、売上は300万で、原価は150万、販売管理費は100万で利益は
のれん代とルックスルー利益から得られる収入の目安。 市場の価格ベースでリターンを産出するのが最も確実且つ合理的だと思う。けど、長期的では株式の市場価値は実質値に近くなるのであれば、実質価値の面から株式のリターンを逆算する事も可能ではないかと思う今日この頃。で、リターンを算出する際に視るべきはやはり資産と利益ではないかと思う。言い換えれば、BPSとEPS。いや、もう少し幅を広げていえば下記の通りかな。 ・資産側に関してはBPSと購入時PBRと言う二つの軸 ・利益側に関してはEPSと購入時PER及びROEの三つの軸 それと、一応ファンダメンタルズの傾向としてこんなものもある。 ・資産当たり利益は長期的には均衡する(10年程度)。 ・簿価/時価総額は長期的には均衡する(20年程度)。 これらを合わせて考えると、現在投資している銘柄群からどの程度のリターンが長期的に得られるのかが分かると思う。勿論
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