通わないフィットネススタジオSOELU あらすじ 可楽杯で、朱音の2度目の演目が始まり、観客は朱音の『寿限無』を楽しんでいたが、阿良川一生を含む審査員達は彼女が阿良川志ぐまに師事していることに気付く。 イエー、そうね。私はここにいる初心者達とは違う。私はずっとスマーフィンだった。 ジョークはさておき、朱音が大会に参加している初心者に対し、競争が "不公平" になったことを彼があのように怒るのを見るのは当然のことだ。あとから考えてみたら朱音のせいではない。彼女がどこに属しているかなんて誰も知らないんだから。 公平を期すために彼女の師匠はそうした。そして、それが彼女が制限を与えられた理由だ。 smurfinとは?(※ ゲーム用語。メインアカウントとは別の秘密のアカウントを作り、友達には知られないようにこっそりゲームをすること。) 朱音はフリーザのように現れて練磨屋カラシと高良木ひかるが思ったよ
ワイン知らず、マンガ知らずが先日郵送で手元に届いた。この作品は、昨年サウザンブックス社によるクラウドファンディング出版の企画により必要な資金が集まり刊行された。本書は、まずプロジェクトに参加した方に先に届いたのち、一般発売される。一般の発売は7月頃か。 サウザンブックス社のクラウドファンディング企画では、これまでもレベティコやティキング・ターンズといった海外漫画が出版され、本作が第三弾、そして第四弾まで出版が決まっている。さらに、第五弾の募集も近日開始するということで目が離せない。 本作品の基本的なストーリーは、フランス語圏の漫画であるバンド・デシネの描き手であり、本作品の作者であるエティエンヌ・ダヴォドォーが、ワインの作り手であるリシャール・ルロワの1年間の密着取材で、ダヴォドォーはワイン生産者の仕事を学び、ルロワはバンド・デシネの仕事を学ぶというものだ。 さて、本作の感想だが、「素晴ら
映画『マネー・ショート 華麗なる大逆転』の概要:強欲なウォール街に勝負を挑め。’08年のリーマンショックの数年前に金融破綻を予測した4人のアウトローたちの生き様を『マネー・ボール』の原作者マイケル・ルイスが描き、豪華キャストで演じきる経済ドラマ。 映画『マネー・ショート 華麗なる大逆転』 作品情報 製作年:2015年 上映時間:130分 ジャンル:ヒューマンドラマ、歴史 監督:アダム・マッケイ キャスト:クリスチャン・ベイル、スティーヴ・カレル、ライアン・ゴズリング、ブラッド・ピット etc 映画『マネー・ショート 華麗なる大逆転』 評価 点数:90点/100点 オススメ度:★★★★★ ストーリー:★★★★★ キャスト起用:★★★★★ 映像技術:★★★★☆ 演出:★★★★☆ 設定:★★★★★ 映画『マネー・ショート 華麗なる大逆転』 あらすじネタバレ(ストーリー解説) 映画『マネー・ショー
辻村深月『朝が来る』は、養子を貰った夫婦と、その子を中学生で産んだ少女の物語です。 本作品は、主人公が入れ替わり二つの流れを形成しています。養子の母の視点では、不妊治療のあれこれが、その子を産んだ母親の視点では、幼くして妊娠することのあれこれが、side-A、side-Bのように語られます。 栗原佐都子は、夫清和と充実した生活を送るうちに、出産に対してさほど積極的になれませんでした。夫婦双方の両親から孫の誕生を期待され、自身の年齢を勘案した上で、ではそろそろと佐都子は、ようやく出産に前向きになります。しかし、妊娠の兆候が一向に表れず、検査をした結果、清和は無精子症と判明するのです・・・ 佐都子と清和は、一縷の望みを抱いて不妊治療を決意します。残り少ないチャンスに焦り、生活の全てが子を成すことに転じる夫婦。不妊治療の辛い現実が、描かれていきます。不妊治療ついては、自分も耳にはしますが、聞くの
アニメ業界で働く4人の女性の活躍を描きます。タイトルのハケンアニメとは、覇権を取るアニメのこと。その期に放映されたアニメの中で、DVDなどのパッケージの売り上げが最も大きかった作品のこと。 各章のタイトルはキーパーソンの2人を現しています。 キャラ名 説明 有科香屋子 「光のヨスガ」を見てアニメに夢中になり、現在プロデューサーとして働く妙齢女性。王子を飼いならす猛獣使い。 王子千晴 有科プロデュースで「運命戦線リデルライト」の監督を務める。かつて伝説的アニメ「光のヨスガ」を作り上げたことがある天才肌。 斎藤瞳 X大学の法学部に入学するもアニメに出会って夢中になり、卒業後に大手トウケイ動画に入社し、頭角を現した若手女性アニメ監督。「サウンドバック 奏の石」の監督を務める女王様。 行城 かつて王子と仕事をしてひどい目に会った辣腕プロデューサー。風見鶏のごとく、多方面に顔が広く、数々のアニメで橋
ソフィアの災難 作者:クラリッセ・リスペクトル 河出書房新社 Amazon ラテンアメリカ文学好きにとって今年もっともアツいニュースであるところの…………リスペクトルの日本オリジナル短編選集の刊行!! うれしすぎる………… ということで、収録されている計29の短編のうち、前半の15作をまず読み終えました。 2024/7/6(土) ・脱走 夫と家庭に抑圧されている「主婦」の憂鬱と絶望を描いた小品。なにもかもベタ過ぎてまったく面白くない。 これを冒頭に置く編集者の意図はひしひしと感じる。単に執筆刊行年順かもしれんけど。 ・異国の軍隊 私は、ヒヨコにも自分の命の愛らしさを感じてほしいと思った。私たちもそう求められたことがあるように。ヒヨコであることは周りの人びとにとっては喜びだが、自分自身にとっての喜びではない。自分が、必要だから存在しているのではなく、無償で存在していることを感じてほしかった─
辻村深月先生の短篇集で2012年の直木賞受賞作、WOWOWで2013年にドラマ化もされました。すべての話で犯罪者と、その犯罪者とごく近い距離にいた女性が出てきます。犯罪者が身近にいた女性の心情に焦点が当てられているんですが、読んでいるとなんとも嫌な気分にさせてくれます。しかし読まずにはいられない。イヤミス*1というほどミステリーでは無いですね。あえていうならイヤコジラセ女子(嫌な気分になるこじらせ女子の話)といった具合でしょうか。 あらすじと感想(ネタバレ注意) 仁志野町の泥棒 広告 語り手のミチルはバスツアー旅行の時に、バスガイドの女性が小学校の同級生である律子だと気付きます。ミチルは、律子について回想します。 律子は小学3年生の時に隣町から引っ越してきました。すぐに仲良くなるミチルですが、同級生から「律子の母親は泥棒だ」と教えられます。にわかには信じられないミチルでしたが、ある日、自分
こんにちは。ひゅうが(@hinatanohyuga)です。 今回は、ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか17巻の感想を書いていきたいと思います。 まず最初に言っておきたいこととしては、『最高の出来』でした。 読みながら、大森藤ノ先生はどうしたらこんなストーリーを思いつけるのだろうか、天才すぎる・・・と驚愕の嵐。 個人的には、58階層の精霊戦で、超長文詠唱砲撃の絶望からのフィンディムナの一言 『それとも、ベル・クラネルの真似事は、君たちには荷が重いか?』と同じぐらいの衝撃をこの17巻では味わうことができました。 この素晴らしすぎる物語を読んだ感動を残すために記事を書いていきたいと思います。 17巻の素晴らしすぎる点 前巻の16巻でベルに必死の告白をしたものの、思いっきり玉砕してしまったフレイヤ様。 まわりくどいやり方をやめて、ベルを手に入れるためになりふり構わず強硬な手段をとっ
鈴木宏 @saxblue13 【平成元年】 ・当時の連載陣は、DB、こち亀、シティーハンター、男塾、聖闘士星矢、山下たろーくん、ジョジョ(第2部→第3部)、ターちゃん、タルるート、ろくでなしBLUES、とんちんかん、燃えるお兄さんあたり。今でも影響力のあるタイトル、作者が多く、このころから盤石だったのがわかる 鈴木宏 @saxblue13 【平成元年】 ・他方、北斗の拳、キン肉マン、キャプテン翼、といったビックタイトルの終了後である。ちょっとパワーダウンしていた時期なのかもしれない。 ・この中でおすすめは聖闘士星矢。5者5様のイケメンが半裸でジャンプ王道パワーバトルを繰り広げる。作中最強はヒロイン(一切の語弊なし)
筒井 大志@ぼく勉全21巻発売中! @Taishi_Tsutsui 連載の中でたくさん勉強させていただき、描きたかったこと、描くことで喜んでくれる人がいると信じたことを全力で描き切ることできました。 本当に恵まれていると痛感しています。 初めての週刊連載でしたが、家族やアシスタントさんたち、歴代担当編集の方々、友人、そして何より応援してくださっ(続) 筒井 大志@ぼく勉全21巻発売中! @Taishi_Tsutsui た読者の皆様の支えに励まされ、元気をいただいたおかげで、意外と辛いことはほぼ皆無で、楽しいことばっかりでした。いただいたファンレターは一生の宝物です。 また、いつかどこかで漫画を描く機会に恵まれた際は、よかったらまたお付き合いいただけたら嬉しいです。 ありがとうございました!
今回は、新海誠監督作品「天気の子」の考察・謎解き・解説の記事になります! これまで、宮崎駿監督のジブリ映画を中心に考察してきた当ブログですが、 このたび、初、新海誠監督の作品の考察をしていきます。 なお、がっつりネタバレのある記事ですので、まだこの映画を見ていない方はお気を付けください。 すでにこの映画を見た方に向けて、 この映画に隠された「根本的なテーマと、衝撃的なメッセージ」を丁寧に考察してまとめた記事になっております。 …天気の子は「ただのラブロマンス」という認識ではもったいないほど、価値のあるメッセージが詰め込まれている映画だと思っております。 導入パート 引用元:映画『天気の子』公式サイト 【天気の子とは?】 『天気の子』(てんきのこ、英語: Weathering With You)は、新海誠監督による日本のアニメーション映画作品。2019年7月19日公開。第44回トロント国際映
そこも含めておもいっきり自分好みの作品でした 新海監督については 就活中に東京出るついでにみた「秒速5センチメートル」が自分のなかでとてつもないトラウマになって敬遠していたところもあって、「君の名は。」までずっと遠いところにおいていたのですが(というか、君の名はが急に近づいてきた感じ) 君の名は。は秒速のトラウマを解きほぐしてくれる私にとって良いエンディングでした。 ただ、あのエンディングは監督案ではないときいてせやろなとも思っていて、 「もともとの新海ファンにはあのエンディング消化不良よな。川村、動きます」的な 君の名は。から一転しての好きなようにやらせますと言うプロデューサーの発言で、天気の子は視聴候補から外れていたんですが 予告で流れたグランドエスケープにハートのど真ん中を撃ち抜かれてしまったので、 ちょうど時間にも体力にも余裕が出来たのもありみてきました。 「重力が眠りにつく100
各課題図書作品のベストレビュアーが、ユーザーの皆様の投票により決定致しました。 あなたが投票された方はベストレビュアーに選ばれていましたか? そして、ベストレビュアーの中でも、もっともユーザー投票で支持を集めたレビューを「ベスト・オブ・ベストレビュアー」として選出させていただきました! 受賞者の皆様、おめでとうございます! レビュアー大賞の結果発表の様子は、12月発売号のダ・ヴィンチ本誌にも掲載される予定です。 また、今年も11月下旬から全国の書店で「ベスト・オブ・ベストレビュアーのおすすめの文庫本」が展開される予定となっております。 ベスト・オブ・ベストレビュアーおすすめの文庫本はいったいどんな作品なのでしょうか。 ぜひ書店に行って確かめてみてください! 人生に残された時間が少ないと知ってしまった時、人は何を思うのだろうか。いつも強気で元気一杯に見えた彼女の心は、本当は不安で一杯だったに
有川ひろと覚しき人の『読書は未来だ!』あくまで一作家の一意見であることをご了承ください。 お問い合わせは、角川・幻冬舎・講談社各窓口へ。 Twitterアカウントはhttps://twitter.com/arikawahiro0609 悪意ある無断リンク・無断引用、ネットニュース等報道の無断引用は固くお断り致します。 宿題で読書感想文を強制するのは子供さんの読書嫌いを加速させるだけだからやめてほしい、ということを今までも再々発信してきました(教育関係の方に会ったら必ず言います) それに加えて、もう一つ勘弁してほしいこと。 ここ数年、一体どこの学校から流行ったことか存じませんが、 「学校の授業で作家に手紙を書く」 という課題が幅を利かせているようです。 最近は「手紙を書く」という文化が廃れているため、学校で手紙の書き方を教える課題として教育現場で好まれているとか。 どうか、これもやめていただ
最高だった。あんまり考察とかしすぎるのは野暮なので好きじゃないんだけど、 なんというか、どこかに吐き出さないと辛いみたいなよくわからん感情があるので雑に書いておくことにする。 四葉最高 一番好きなのは四葉かもしれない。何が好きかはわからないけど「(口噛み酒)きっと売れるわ」とか「はよ来ない!」とか「いよいよヤバいわ…」とかなんだか心地よい音程の声なんだよな。 自分は結構声からキャラを好きになることが多い気がする。 あと、高校生になった四葉は完全に正義だった。 フェティシズム 言の葉の庭でいう足みたいなシーンの描写が何箇所か入っていた。さすがわかっているという感じだった。 三葉の口噛み酒のシーン、奥寺先輩の浴衣がはだけた時の黒ブラチラ見えシーン、瀧くん三葉のノーブラバスケシーン、いろいろぐっとくるものがあった。 わからないのは、瀧くん三葉が自転車立ちこぎしてる時のパンチラと、ラストで役場に向
2010年発表 (東京創元社) まずは個々のエピソードについて。 「ハナミズキの咲く頃」 界が母親に突き落とされた“崖の下の灯台”(24頁)が七海市の飛び地である(21頁)という事実が目立っている(*1)こともあって、行政区分の問題だという真相はかなり見えやすくなっていると思います(*2)。母親が“シセツ”を嫌がっていたこともミスディレクションとしてはさほど強力ではなく、早い段階で母親の真意を見抜くことも困難ではないでしょう。 冷静に考えてみれば、いくら界を七海学園に入れたいといっても(そして自身の体力が限界に近づいていたとしても)、我が子を崖から突き落とすというのはかなり極端な行動ではあるのですが、そこに至るまでの母親の言動をこまごまと積み重ねていくことで、“白か黒かはっきりしてグレーゾーンのない性格”(53頁)に読者が納得できるだけの説得力を持たせてあるのがうまいところです。 *1:
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