オライリーの『詳解 Linuxカーネル 第3版』を一周読んだので、 書籍の概要 読んでみた感想 事前に読んでおくべき本 この本を読んだ先はどうなっているか を書いていきます。 書籍の概要 『詳解 Linuxカーネル 第3版』は、Linux の解説書として、いわゆる低レイヤを学ぶためのおすすめ書籍によく挙げられます。 合計 1024 ページという分厚さであり、ある程度の前提知識も求められる、少しハードルが高い本です。 内容としては、 プロセス メモリ管理 ファイルシステム といった Linux の重要な要素について、関係する概念や、構造体の具体的な構成、ソースコード内の関数の処理などが手厚く書かれています。 解説はボトムアップ的に構成されており、ハードウェア依存の内容に始まり、ハードウェアに全く依存しない内容で締め括られます。 第 3 版は Linux 2.6 が対象で、2021 年 7 月