印刷 講師(左から2人目)を囲み、受験勉強するユリさん(右端)らインドネシア人の看護師候補者=名古屋市中川区 国際協定に基づき日本の看護師国家試験を受け、不合格になったインドネシア人3人が再受験のために名古屋市で猛勉強を続けている。両国の民間支援で再来日にこぎつけた。日本で看護師になる夢をかなえようと19日の試験に挑む。 ユリ・フィトゥリヤニ・チャディクさん(27)はイスラム教のお祈りを終えて会議室に戻ると、パソコン画面の問題に向き合った。「腹臥位(ふくがい)ってわかる?」。講師の問いかけに笑顔で答えた。「うつぶせ」。正解だ。 名古屋市の医療法人「偕行会」の事務所で、同じく再受験を目指すウィディヤンティ・ジュリアールさん(31)、ダセップ・サエプル・アンワールさん(30)の男女2人とともに朝9時から夜9時まで勉強を続けている。 インドネシアで看護師をしていたユリさんは両国間の経済連