タイで日本茶が人気だ。首都バンコク市内のコンビニエンスストアはどこも日本茶のペットボトル飲料が冷蔵ケースを埋めており、いつでもどこでも日本茶が買える。 もっとも、タイで人気のお茶は日本のものとは似ても似つかない。最大の違いは、とにかく甘いこと。一般的なお茶のペットボトル飲料の成分表を見ると、糖分が6%前後も含まれていることが分かる。 旅行や仕事でタイを訪れた日本人が喉を潤そうと冷たいお茶を買い、勢い良く飲んだところその強烈な甘さに驚き困惑する。タイのいわゆる「あるある話」としてよく耳にするエピソードだ。 この甘いお茶を広め、市場を拓いた人物として知られるのがタン・パーサコンナティー氏(58歳)だ。
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