国の特別天然記念物で、絶滅の危険性が高いとされるニホンライチョウのひなが、北アルプスで猿に襲われていたことが長野県の調査で確認されました。県や専門家は、雷鳥の減少に拍車がかかるおそれがあるとして実態の把握を急ぐとともに対策を検討することにしています。 それによりますと、今月25日、北アルプスの常念岳と大天井岳の間の標高2800メートル付近の尾根で、ニホンザルがニホンライチョウのひなを襲って、くわえているのが確認されたということです。今回の調査で、大天井岳周辺で確認できたひなの数は常念岳周辺と比べると少なく、メスの親鳥13羽のうち、ひなを連れていたのは3羽にとどまっていたということです。 今回の調査では雷鳥が生息する高山地帯でニホンザルの群れが確認されたということで、中村名誉教授は、「猿がひなを襲うとは思っていなかった。雷鳥の減少に拍車がかかるおそれがある」と強い懸念を示しました。長野県や専
柿の生産量が全国一の和歌山県の北部の柿畑でカメムシが大量に発生し、収穫期を迎えた特産の柿に被害が広がっています。 カメムシの被害が広がっているのは、紀の川市やかつらぎ町など主に和歌山県北部の柿畑です。 県の果樹試験場かき・もも研究所が紀の川市に装置を設置して調べたところ、「チャバネアオカメムシ」など3種類のカメムシが5月から急激に増えていることが分かりました。最も多かった8月に捕獲されたカメムシの数は、ここ数年に比べると2倍から10倍近くに上るということです。柿の実はカメムシに汁を吸われると、へこんで黒ずんだり病気にかかって軟らかくなったりするということです。 平井國雄さんの畑では6月以降、被害が相次ぎ、ことしの甘柿の出荷量は去年の半分ほどに減る見通しだということです。平井さんは「柿農家を始めて38年ですが、ことしは被害が最も大きいです」と話していました。県果樹試験場かき・もも研究所の木村
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