150円からはじまる世界への挑戦! 南方熊楠の恋のエピソードから生まれた“くまぐすあんぱん”仕掛人・藤戸佐千世さんに聞く、大きな二人三脚のつくり方 2015.06.12 前田 有佳利 前田 有佳利 南方熊楠(みなかた・くまぐす)という人物をご存知でしょうか? 1867年、和歌山県田辺市生まれ。生物学者としては粘菌の研究でよく知られていますが、記憶力に優れ「百科事典に足が生えて歩き出した男」と呼ばれるほどに博学。 14年間海外あちこちを巡って研究・採集に勤しみ、約20ヶ国語の言語を自由に使いこなして国内外に多くの論文を残したという博物学者であり、民俗学者でもありました。 そんな偉大な知の巨人・熊楠さんの大好物は「あんぱん」。いつでも食べられるように、常にふところには6個もしのばせていました。そして、意中の女性には「大好き」という気持ちを「大大大大大好き」と表現するかのように、30個ものあんぱ