円高ドル安、株安はどこで止まるのか 海外市場で一段と円高ドル安が進んでいる。4月29日にはついに1ドル106円台に突入した。これは日銀の追加緩和に対する過度な期待が剥落した結果だ。 起点は28日の昼。日銀の金融政策決定会合の結果が12時01分ごろ市場に伝わった時だ。先週末の22日には外資系の大手通信社が「日銀、金融機関への貸し出しにもマイナス金利適用を検討」と報道したこともあり、日本株は急騰した。「もし金融機関貸し出しへのマイナス金利適用がなくても、ETF(上場投資信託)の買い入れ枠拡大や、日銀当座預金におけるマイナス金利幅拡大など、市場ではさまざまな追加金融緩和策が期待されていた」(中堅証券マーケット担当者)。 だが結局、28日の日銀会合の結果は「金融政策の現状維持」という「ゼロ回答」。このネガティブ・サプライズを受けて、午後になると1万7500円台で推移していた「225先物」は28日の
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