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くるりに関するbandshijinのブックマーク (16)

  • くるり Jubilee (ジュビリー) 光陰揺らめく、音楽の思想(ことば)。

    真っ白なスタジオで端正ないでたちと、ラフな服装に野外風の背景の対比。マネキンの口にコラージュされたリップシンク、鹿(?)人間が腕を組み優しく揺れるシュールな映像。「タタタタ」と16分音符四つのモチーフ(音型)がドラムス(1:05頃)からエレキギター(1:12頃)へと渡るところがたまらなく好き。 ライブベストアルバム『Philharmonic or die』(2008)にウィーン・アンバサーデ・オーケストラとの共演が収録されている(上のリンク先の動画がそうか)。 後奏が曲の尺の半分ほどを占める。クラシカルな要素をもちつつロックかつポップのスタイルで純粋な音楽として風景・感情・思想・嘆きを描き、大衆の唇に宿る「歌」だと思う。複数のジャンルにくるりという集団が乗っかって雲のように渡っていく、独創的な曲想(くるりの近作に寄せて言うなら、万博的でもある)。『Jubilee』単体についてもそうだし、ア

    くるり Jubilee (ジュビリー) 光陰揺らめく、音楽の思想(ことば)。
    bandshijin
    bandshijin 2021/01/22
    複数のジャンル、時代にくるりという集団が掛かる唯一無二の音楽作品。その根底は最近のくるり作品に寄せて言うなら、万博的? 後奏で主音上に明滅するのはドミナントなのかサブドミナントなのか。壮麗、感無量。
  • くるり『BABY I LOVE YOU』属調との連結の妙

    くるり – 列島ウォ~リャ~Z at Sapporo PENNY LANE24 (2019.06.21)(残念ながらリンク切れ)。 ライブ中盤に『BABY I LOVE YOU』が含まれていた。この曲のライブを鑑賞したのは私はこのときが初めてだった。改めて曲の魅力を思う。 BABY I LOVE YOU 収録アルバムは『NIKKI』(2005年)。『BABY I LOVE YOU』はシングル曲でもある。(執筆時から)15年前…リリース時、私は浪人生だったのを思い出す。 マサチューセッツで録音したという。当時のロッキング・オン・ジャパン誌でインタビューを読んだ。おぼろげな私の記憶によれば、ヘッドフォンを使わないで録音したとメンバーが述べていた(つまり、スピーカー等でオープンエアーにモニター音を出す。収録音にモニター音がより多くカブるやり方といえる)。独特な収録方法や環境、積極的な音作りの賜物

    くるり『BABY I LOVE YOU』属調との連結の妙
    bandshijin
    bandshijin 2020/12/09
    転調がスムーズ。コード進行、前後の関係に着目。複数のボーカルパートのポジショニングの変化にも。温かみある音像も魅力。また好きになった一曲、くるり『BABY I LOVE YOU』。先日のYouTube Music Weekendで聴いて。
  • くるり『赤い電車』 ドレミファインバータの息吹

    『益荒男さん』『大阪万博』と今月(執筆時、2020年11月)、立て続けに新曲を出したくるり。12月25日にはシングル『コトコトことでん / 赤い電車 (ver. 追憶の赤い電車)』を発売する。 赤い電車 『赤い電車』は2005年にシングルが発売されている。アルバム『NIKKI』(2005)にも収録。くるりが京浜急行とのタイアップを快諾して作った曲だという。当時、テレビCMも放送された。 私と母の会話の種 2005年当時、私はすでにくるりのファンだった。くるりの活躍の風は方々に届いていたけれど、このタイアップがあったおかげで私は自分の母親にまで自分の好きなバンドを紹介しやすくなった。「このCMの歌つくって演奏してるバンド」と言える。 実際に私がそうしたかどうかは忘れた。自分からそういう話をすることもない。訊かれたら照れくさそうにめんどくさそうに、いや、ただ平静に答える。そういう親子関係が私と

    くるり『赤い電車』 ドレミファインバータの息吹
    bandshijin
    bandshijin 2020/11/28
    くるり『赤い電車』と「ドレミファインバータ」の話。「固定ド」なら「ファソラシ(♭)インバータ」。もしB♭メージャースケールととるなら「移動」「固定」どちらに従っても「ファソラシ(♭)インバータ」。
  • くるり ハイウェイ 旅の理由、恒久の白線

    前置き 鬼滅映画とアニメ映画「ジョゼ」予告 近頃(執筆時)くるりの岸田繁氏が『鬼滅の刃』に触れたツイートをしばしばしている影響を受けて、私もアニメを全編(執筆時)観ました。とてもハマってしまい先日『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』を観にも行きました。 あなたが「鬼滅」の話をしたい人だったらごめんなさい。これは前置きの前置きだから話は変わっていきます。 「鬼滅」の編上映前の予告で見たのがアニメ映画の「ジョゼ」予告でした。 その主題歌と音楽担当がくるりで、主題歌は『ハイウェイ』。 2003年、私は17歳の高校生でした。ちょうどくるりのことを知って好きになったのがこの時期。1曲入り500円のシングルを当時買いました。「ジョゼ」の映画は劇場ではなく公開からしばらくしたあとに家で円盤で観たんだったか。数度繰り返し観た記憶があります。 主演の夫木聡は私の最も好きな映画のひとつ『ウォーターボーイズ』(

    くるり ハイウェイ 旅の理由、恒久の白線
    bandshijin
    bandshijin 2020/11/19
    「僕」の背景には、単調な道のりの象徴「ハイウェイ」があった。心象の曲であり、非常に絵画的でもある。大好きな心の一曲です。犬童一心監督映画『ジョゼと虎と魚たち』主題歌、くるりの『ハイウェイ』。
  • くるり 益荒男さん 音のあそびに着目した視聴メモ

    10日にくるりメンバーが「0時に発表(お知らせ?)がある」といった旨のツイートをしているのを見ました。そののちの11日0時になると、新曲『益荒男さん』の配信解禁だったことがわかりました。 京都音楽博覧会で聴いた『益荒男さん』 毎年京都梅小路公園で開催してきたくるり主宰の「京都音楽博覧会」も今年はリアル開催を避け、収録したライブを配信というかたちをとりました。 その際のくるりのライブで、この『益荒男さん』を披露していました。ですので、この曲が新曲として突如リリースされたこと自体は驚きでしたが、発表(お知らせ)の正体を受けて「(あのときの)これか!」と私は思いました。京都音博2020が9月20日でしたから、あれから2か月足らず。くるりはこの曲のレコーディングをいつの間にか済ませていたのです。 音のあそびに着目した視聴メモ 京都音博でのライブではくるりメンバーとサポートメンバーによる生演奏のサウ

    くるり 益荒男さん 音のあそびに着目した視聴メモ
    bandshijin
    bandshijin 2020/11/18
    京都音博で出会ったくるり新曲『益荒男さん』。歌詞を意識した音の遊びが盛り沢山。全編にわたって要所に入る、ミュートしたトランペットが重要な役どころ。どこをとっても比喩を見出せる、楽しくも辛辣な風刺満載。
  • くるり『ロックンロール』 超越と滑空

    くるりが主催した京都音楽博覧会2020(9月20日)。 毎年、京都・梅小路公園で開催してきたフェス式のおまつり。地域を尊重するポリシーを映したその催しも、今年(2020年)はコロナ禍で、例年通りの梅小路公園での開催ができなかった。 京都のライブハウス・拾得で収録した映像の配信という形で実現した2020年の音博。観覧チケットやプラスアルファでTシャツのつくクラウドファウンディングのチケットの収益は京都・梅小路公園の芝生の養生につかわれるという。くるりをきっかけに巻き起こる風が、京都・梅小路公園(の芝生)や、そこから生じる文化を「育てている」という構図と解釈できる。もちろん人たちは謙虚な態度で、「開催させてもらっている」という気持ちをいっぱいに持っているに違いない。 そのクラウドファウンディングのリターンのTシャツが、昨日私のもとに届いた。サイズはばっちり。手触りもしなやかで気持ちがよい。日

    くるり『ロックンロール』 超越と滑空
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    bandshijin 2020/10/15
    冷凍コンテナ?MVのくるり『ロックンロール』。導かれるようにして書かれたのじゃないかと思わせる、滑らかで神妙で軌跡のするどい、あたたかく・ピリリと地面を一歩ずつ、それでいて空をシュッと行くような名曲。
  • 一度は真似たいⅠ—Ⅲ7 Radiohead、THE YELLOW MONKEY、エレファントカシマシ、奥田民生、小山田壮平、くるり、oasis、斉藤和義にみる

    一度は真似たいⅠ—Ⅲ7 Radiohead、THE YELLOW MONKEY、エレファントカシマシ、奥田民生、小山田壮平、くるり、oasis、斉藤和義にみる 作曲をしていると、気になることがあります。 それは、曲のパターン。定型。決まり手。定石。鉄板のワザ、定番の進行。そういうものが私は気になります。 最近気になったもののひとつをテーマに今日はこの記事をつづりたい。 それは、「サビ頭でのⅠ—Ⅲ7進行」。 (どんなテーマやねん。これでいったい私が何をいいたのか、一体何割のひとが理解してくれるだろう?) 私の説明力を尽くして書きたいと思います。この時点でわかってくれるあなたは相当貴重な存在。 私はコード進行の話をしています。 「Ⅰ」というのは、その曲の調における主和音。 主和音っていうのは家みたいなもので、帰ってくると安心感があります。 そこを出発して旅に行く。で、そこに帰ってくる。そんな存

    一度は真似たいⅠ—Ⅲ7 Radiohead、THE YELLOW MONKEY、エレファントカシマシ、奥田民生、小山田壮平、くるり、oasis、斉藤和義にみる
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    bandshijin 2020/10/11
    Cメージャーでしたら「C−E」というコード進行をサビ頭でとる曲を私の偏見と嗜好であつめてみました。
  • くるり『東京』のこと ひな型の外からナカを見る

    9月20日にオンラインでおこなわれた京都音楽博覧会2020。 くるりによるこの催し、前半は岸田繁楽団とゲスト・シンガー。後半はくるりライブで構成。 ゲストの個性も堪能したし、京都音博らしい「世界」を意識した選曲意図も感じた。 くるりの曲も、知っていたものでも見直すものが多くあった。 自分がどんなときにどんな状況でその曲にふれるかによって、感じ方がまったくちがう。 ライブで一期一会の演奏ならなおさらだ。音博2020は収録しておいたライブ演奏の映像を予定時刻に配信して、それ以降一週間はプレイバックが何度でもできるというものだった。完全な「生」のライブではなく収録だけれど、期間限定のプレイバック可で、この催しのために特別に演奏したものだから、「生」と「収録」のあいだ、「半生」くらいかなぁなんて思った。 この記事では京都音博2020のセットリストの中で印象的だった『東京』について少し。 『東京』に

    くるり『東京』のこと ひな型の外からナカを見る
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    bandshijin 2020/09/29
    くるり『東京』が生まれた背景にアンアーバーというアーティストがいるという。ゆらゆら帝国やそれに関連のありそうな音楽たちも思い出すそれだった。『東京』のインディ盤ヴァージョンも、その雰囲気を感じる。
  • 京都音楽博覧会2020 視聴メモ(後編)くるりライブ 

    京都音楽博覧会の見逃し配信が日(執筆時)23:59まで。昨日は前半、岸田繁楽団とゲストパートの視聴メモを書いた。日は後編、くるりライブだ。 愉快なピーナッツ 4拍目のウラからはじまる。オリジナル音源鑑賞時に、これがとれなくて(カウントできなくて)狂ったように分析したことがある。今回音博で久しぶりに聴いたらまたカウントがとれなくて、リズムを聴き取り書き出して夢中で分析してしまった。やっぱり4拍目ウラからはじまるアウフタクトだった。サビでオルガン。サビ後のピアノのコードの白玉(長い音符)が美しい。佐藤征史のコーラスボーカルが落ち着いたサビで調和。のちの、熱が上がる間奏の一瞬。松大樹の歪んだギター。ぐわっとやって、また平熱に。BOBOのライドシンバルの8ビートが曲をぐんぐん前に推す。後奏もピアノの白玉がきれい。 さよならリグレット 美しいピアノのテンションある和音ではじまる。メロ折り返しの

    京都音楽博覧会2020 視聴メモ(後編)くるりライブ 
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    bandshijin 2020/09/27
    京都音楽博覧会2020見逃し配信は本日23:59まで。前編は岸田繁楽団とゲスト・シンガーパート。後編はくるりライブ。こちらは後半についての視聴メモ。4月リリース『thaw』収録曲『鍋の中のつみれ』歌詞が私に響いた。
  • 京都音楽博覧会2020 視聴メモ(前編)岸田繁楽団とゲスト・シンガー(畳野彩加、UCARY & THE VALENTINE、小山田壮平)

    京都音楽博覧会2020 視聴メモ(前編)岸田繁楽団とゲスト・シンガー(畳野彩加、UCARY & THE VALENTINE、小山田壮平) 9月20日(日)19:30に“配心”した京都音楽博覧会2020。見逃し配信はあす23:59まで。もういちど通して聴いて、逐一メモにしていきたいと思った。 Main Theme 岸田繁楽団オリジナル。軽快なウラ打ちのギター。バイオリンの跳躍のメロディが気持ちいい。「チャンチャチャチャッチャ、チャッチャ!」で終止かとおもいきや転調。野崎氏のアコースティック・ピアノが裏打ち。さまざまなモチーフが相容れる。フェルマータしてまた曲調がかわる。クラリネットのソロ。こういう曲調、なんていうんだっけかな。高校や大学で学んだと思うが忘れてしまった。ワールド・ミュージックを思わせる。欧州の街の路上を。曲は主題に戻る。ドラムセットもこの編成にいるのが斬新。ガット・ギターとの絶

    京都音楽博覧会2020 視聴メモ(前編)岸田繁楽団とゲスト・シンガー(畳野彩加、UCARY & THE VALENTINE、小山田壮平)
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    bandshijin 2020/09/26
    新しい形、内容での開催にチャレンジした京都音楽博覧会2020。岸田繁楽団とゲスト・シンガーたち。くるり曲、ゲスト曲ほかをアンサンブルで。既存曲に解釈が広がる。楽団オリジナル曲には音楽の幸福を感じる。
  • 旅人よ 加山雄三・岩谷時子 作詞作曲の模範作 ゆらぐリズムのリフレイン

    作詞:岩谷時子、作曲:弾厚作。加山雄三のシングル『夜空を仰いで』(1966)に収録されたB面曲。アルバム『加山雄三のすべて 第二集』(1967)に収録。 ハードボイルドというのか西部劇っぽいというのか、私の知見も言葉も足りないのでうまく表現できませんが、「さすらう者」を映したフィルム、ロードムービーのような孤独と哀愁を感じる曲調です。 加山雄三のハーモニーが極上で、声の質量感は大衆音楽の王様然としています。ユニゾンするところもあれば、歌詞のままハーモニーするところもあって、同じパートをダブリングしたサウンドになる瞬間と、ハーモニーになる瞬間を行ったり来たり。 Dマイナーキーですが、Bメロ(?)で平行調のFメージャーになります。ここでメインボーカルがハーモニーから解き放たれ、単一の線になり、バックグラウンドボーカルがオブリガードっぽくなります。あまり「バックグラウンドボーカル」と、奥まった役

    旅人よ 加山雄三・岩谷時子 作詞作曲の模範作 ゆらぐリズムのリフレイン
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    bandshijin 2020/09/26
    犬の尻をみて「tale」(しっぽ)を思ったことから連想していろいろ音楽を聴きあさる。リトル・リチャード、ビートルズ、くるり、YOASOBI、Weezer。腰を落ち着ける場所が定まらない。「hip」ではじまる『Island In The Sun』で終
  • くるり『奇跡』 心、持ち寄って。〜武道館ライブ映像にみる織〜

    おはようございます。今晩(執筆時)は、くるり主催「京都音楽博覧会2020」配心(配信)です。わくわくしながら私はくるりのレパートリーを鑑賞しています。先々月の11日(土)には『LIVEWIRE くるり in 京都磔磔』がありました。京都の老舗ライブハウス・磔磔からのライブ配信でした。新型ウイルスによる感染症拡大の影響を受けて、予定していたツアー『特Q』を中止した彼ら。素早く未収録音源集のアルバム『thaw』を4月に配信、5月にCDを発売しました。 そして7月に先の『LIVEWIRE くるり in 京都磔磔』。岸田繁氏のつかった言葉を借りていえば「エライことになった」世の中ですが、その中で模索しスピーディーにアクションを重ねるくるりを私は敬愛しています。 そして彼らが2007年〜毎年開催してきた「京都音楽博覧会」ですが、これも例年通りならば京都・梅小路公園に人を集めて開催するはこびだったであ

    くるり『奇跡』 心、持ち寄って。〜武道館ライブ映像にみる織〜
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    bandshijin 2020/09/20
    『奇跡』すばらしい。『thaw』『LIVEWIRE くるり in 京都磔磔』そして『京都音楽博覧会 2020』。感染症でエライことになった世に対してアクションしてきたくるり。例年京都梅小路公園で開催してきた音博、今夜は「配心」
  • くるり『男の子と女の子』 やさしさのうつろい

    “僕のやさしさもだんだん齢をとる”(くるり『男の子と女の子』より。作詞・岸田繁。2002年リリース。) 「齢(とし)をとる」という表現を用いる場合、主体はヒトである場合がほとんどだと思う。 「やさしさ」が、まるで人格を持って、私やあなたと同じように、息を吸ったりお茶を飲んだり怒ったり落ち込んだり事して「おいし」と言ったり愛したり愛されたりしているみたいだ。 そこには、幅がある。うつろいや経過がある。奥行きかもしれない。時間の層を感じる。 齢をとるのは、変化すること 齢をとる。それは、変化でもある(もちろん、実際に年齢を重ねても変化が少ない場合もあるだろう。そんなとき私は「トシとらないですね」などと相手に笑いかけるのかもしれない)。 ある時点までの観測からの「変化」。異なる時点における観測の差異があって、私は「トシとりましたね」というかもしれない。その変化や差異の質、内容によっては、思って

    くるり『男の子と女の子』 やさしさのうつろい
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    bandshijin 2020/09/07
    歌詞の“僕のやさしさもだんだん齢をとる”(くるり『男の子と女の子』より。作詞・岸田繁)は、音楽史に残したい名フレーズ。アルバム『THE WORLD IS MINE』中でも際立つバラード。
  • くるり『Long Tall Sally』(『NIKKI』収録) 究極のかぞえうた

    先日、公園で、犬の尻を見たんですよ。知らない人の飼い犬だったんですけれど。それで、犬の尻の穴とかしっぽを見て、「tail」って単語を思ったんですね。 で、なんかそんな音韻が含まれてる曲あったなと思って思い出したのが、『Long Tall Sally』だったんですね。「tail」じゃなくて「tall」ですけれどね。発音、似ているようで同じじゃないので「小違い」なんですけれど。 『Long Tall Sally』はリトル・リチャードの曲ですし、ビートルズの演奏も広く知られています。で、さらには、くるりファンの私はくるりの同名の別曲『Long Tall Sally』を思い出すわけです。 The Beatlesの『Long Tall Sally』 そう思って、昨日とかおとといとか、くるりやビートルズやリトル・リチャードを聴いて、つまらない半端な記事を書いちゃったんですけど、これではいけないなと思い

    くるり『Long Tall Sally』(『NIKKI』収録) 究極のかぞえうた
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    bandshijin 2020/09/04
    ロックンロールの名曲、リトル・リチャード『のっぽのサリー』と同名のくるりの楽曲は変則でトリッキー。夢中になって分析しました。改めて聴くアルバム『NIKKI』、色んな匂いがする。
  • 【音楽日記】くるり『心のなかの悪魔』(アルバム『thaw』収録) 非売品の音楽の代償

    未業のミュージシャン 34歳男の私(執筆時)。4歳からピアノをやっていた。中学生でエレキギターを手にした。地元のアマオケでパーカッションをやった。高校では軽音楽部でバンドをやった。音大に進んで、ピアノと声楽を学んだ。 曲をつくり始めたのは、高校の軽音楽部でバンドをやっていた頃だった。ヘボい曲もいいと思えるものもいろいろ作った。多作ではなかったけれど。 4トラックカセットMTRを手に入れて、ひとりでギターと歌とベースとドラムを重ねて曲をつくり始めたのが高校3年生くらいだった。それからデジタルMTR、パソコンと録音機を渡り歩きつつ録音をつづけている。 商業ミュージシャンになれればと思った。オーディションを受けて入賞したこともあった。それだけだった。 私は結局自分のために音楽をやっている。生きるために必要な糧を音楽で得られればいいと思うけど、それは私にとって二の次だった……というのは言い訳。私が

    【音楽日記】くるり『心のなかの悪魔』(アルバム『thaw』収録) 非売品の音楽の代償
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    bandshijin 2020/08/28
    4月に配信、5月にCDをリリースしたくるり『thaw』。一曲目が『心のなかの悪魔』。自己の内面へのまなざし、行為への自省を感じる名曲。ステイホームを叫んだ社会への最高の対比になったと思う。あなたにとっても。
  • ライブレポート『LIVEWIRE くるり in 京都磔磔』(2020年7月11日)

    はじめに 私のくるりファン歴は2003年〜くらいだろうか。高校時代、軽音部の後輩が貸してくれた『TEAM ROCK』を宿したMDがきっかけだったと思う。 大学生になって、くるりのリリースを追ってCDをよく買っていた。 卒業して、自分のお気に入りの音楽がだいたい出揃った気にでもなったのか、音楽を掘るのは「なんとなく」にしてしまっていた。 私はくるりが大好きで、心のルーツミュージックだという思いは変わらなかったけれど、熱心にリリースを取りこぼさず追っていたかつての私はいつのまにか遠くへ行っていた。結婚したし、子どもができて音楽に没頭できる時間が減ったのもあるかもしれない。 最近になって、くるりの岸田繁がTwitterをやっていることを知った。フォローすると、いろいろ彼らの仕事に関する情報が流れてくる。それらを受け取っているうちに、かつての「くるりリリースフォロー」に熱心だった私がいつの間にか近

    ライブレポート『LIVEWIRE くるり in 京都磔磔』(2020年7月11日)
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    bandshijin 2020/08/21
    オンラインでライブを楽しむ。大ファンのくるりでその初めての体験ができた。生のライブとも動画のアーカイブとも違う、新しい体験。それが非常によかった。いかにくるりがパイオニアかを改めて思う。
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