松任谷由実が荒井由実名義でセルフカバー。レゲエを思わせる裏打ちリズムですがハネ感を抑えていてフラットなグルーヴです。きらきらと絢爛な歌謡のステージ、時代の匂うホールを思わせます。途中やエンディングでは船のシーン。芸能や娯楽界特有のお金の費やし方や魅せ方が豪勢なアプローチを感じます。船で外洋へ出ていく(実際は入江への帰港かもわかりませんが)エンディングは「まちぶせ」という主題とは反対に、攻めの積極的な表現にも思えます。 曲について 荒井由実が作詞・作曲、三木聖子に提供。三木聖子のシングル発売が1976年(この年のユーミンは荒井から松任谷名義への端境でしょうか)。 石川ひとみによるカバーが1981年。石川ひとみは歌手としてこの曲にかけるものがあったといいます。 荒井由実によるセルカバーシングルが1996年。松任谷名義にしてすでに多くの時間が経っていますが、元の名義で出したようです。 三木、石川
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