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ROCKと奥田民生に関するbandshijinのブックマーク (6)

  • 奥田民生『さすらい』 旅のランドマーク

    日々新しい音楽を聴く、聴く、聴く。ざっくり聴いて、細部も聴く。コピーして、自分でも演奏に挑戦してみる。 ときに立ち止まり、息が切れる。 ふと振り返る音楽がある。 いくつもはないけれど、確かにある。 そういうもののひとつが奥田民生の音楽であり、曲でいえばたとえば『さすらい』。 この曲のイントロがバーンと鳴ると私はうれしくなる。 びびっと脳波の麻薬がくる。 エアーで鳴らなくてもいい。脳内にいつでも再生できる。 この曲のアタマのコードはEメージャーなのだけど、Eメージャーの響きを思い出したいときにまず思い出して参照するのが『さすらい』なくらいだ。 (ちなみにGメージャーの響きを思い出したいときはウルフルズ『バンザイ〜好きでよかった〜』など、私の「絶対音思い出しキーソング」は種々ある。) 旅、放浪、自由、奇遇、孤独、気まぐれ、空想。3分ちょっとほどの収録時間に「さすらい」の観念のハイライトがつまっ

    奥田民生『さすらい』 旅のランドマーク
    bandshijin
    bandshijin 2020/12/08
    コンパクトな曲故か、平歌から豊かで起伏に富んでいる。聴かせる。 大好きな、私の中でもランドマークのような個人的世界水準曲。歌うのがむずかしい。 やりたくなるんだけど、なかなか手が出ない憧れの曲でもある。
  • PUFFY『MOTHER』平坦な日常と達観

    『およげ!たいやきくん』が導いたPUFFY『MOTHER』 最近、短調がマイブームでした。短調に注目すると、コロコロで床のチリを集めるみたいに私の意識に次々と短調の曲が引っかかって来るから面白い……喩えが汚くてすみません。 行き着いたのが、この国で最も売れたシングル、子門真人が歌った『およげ!たいやきくん』でした。 私は曲に出会って、いろんな角度からひととおり味わうのをやったら、その曲について、ここでブログに書きます。そのときにあてにしがちなWikipediaによれば『およげ!たいやきくん』のもたらした広まりがこのPUFFY『MOTHER』(1997)にまで及んでいる……と読める記述があったのです(Wikipediaへのリンク)。 焦点は、歌い出しの歌詞。 “毎日毎日僕らは一般の 退屈ばかりか嫌にも成っちゃうよ”(PUFFY『MOTHER』より、作詞・作曲:奥田民生) ここで『およげ!たい

    PUFFY『MOTHER』平坦な日常と達観
    bandshijin
    bandshijin 2020/11/27
    奥田民生プロデュース、PUFFYのMOTHER。平坦な日常に淡々とした視線と達観。サビのⅤmコードの異質さが際立つ。スピッツを思わせるイントロ。実際、彼らとの交わりで『愛のしるし』が世に送り出された。
  • 奥田民生『イージュー★ライダー』 ロック・アンセムの側車に乗って

    歌い出しの跳躍 跳躍がすごい。“何もないな 誰もいないな”(『イージュー★ライダー』より、作詞・作曲:奥田民生)♪ファ# ラ ラ ラ ソ# ソ#(♪何もないな)♪ド# ド# ミ ファ# シ ー ラ シー(♪誰もいないな)という歌い出し。前半の“何もないな”の末尾の「な」はソ#で、次のフレーズ「誰」のアタマの「だ」はド#。ここは完全5度下行の跳躍。 この跳躍をクリアしたとして、“誰もいないな” の跳躍がまたすごい。最初の2音、「誰」のところは下のド#から上のド# へオクターヴ(8°)跳ぶ。しかもアタマの「だ」を歌うときに鳴らされているコードはEメージャー。「ミ ソ# シ」の和音で、歌メロ「だ」のド#は非和声音(和音に含まれる音以外)。Eメージャーコードにおいて6thの響き。同音連打や長音による保続か、せめて順次進行(となり合った音への進行)でこの音程があらわれてくれればまだいいが、跳躍かつ非

    奥田民生『イージュー★ライダー』 ロック・アンセムの側車に乗って
    bandshijin
    bandshijin 2020/11/03
    奥田民生のイージュー★ライダー。歌い出しの跳躍。Bメロのコード(D7)。サビの低音の保続と順次下行。「いいこと」「クサいこと」をハズした歌詞。音が、韻がキモチイイ。音楽がどこまでも連れて行ってくれる。
  • 奥田民生『愛のために』 高平熱のヒーロー

    先日、このブログの記事『Ⅰ—ⅢMの名曲 Radiohead、THE YELLOW MONKEY、エレファントカシマシ、奥田民生、小山田壮平、くるり、oasisにみる』でも取り上げた奥田民生『愛のために』。コード進行の用例としてリンクをはって挙げるのみだったのですが、この記事では『愛のために』に焦点を絞ります。時間が尽きるのが先か、私の筆舌が尽きるのが先か。 奥田民生のシングル、アルバム『29』収録曲。アルバムタイトルが示すとおり、奥田民生が29歳のときのリリース曲です。 彼は1965年、5月12日生まれとのこと。シングルのリリースが1994年10月21日。アルバム『29』が1995年3月8日。年が変わってますが誕生日前。29歳ですね。 ユニコーンのメンバーでもある彼がソロ名義で最初に出したアルバムがこのシングル曲『愛のために』を含んだ『29』。ユニコーンは1993年9月に解散を発表しますが

    奥田民生『愛のために』 高平熱のヒーロー
    bandshijin
    bandshijin 2020/10/13
    ユニコーン解散発表後最初のソロ名義でのシングルにあたる奥田民生『愛のために』。E-G#(Ⅰ-ⅢM)のコード進行がグッと迫る名曲。イントロがG#から始まるのも強烈なフック。主体性があるようなないような客観の歌詞。
  • 『トキオドライブ』奥田民生のDIYとCharのアニヴァーサリー

    先日、奥田民生『風は西から』MVをYouTubeで見たら、関連で出てきたタイトルが目を引きました。奥田民生のカンタンカンタビレという企画の一環で、【DIYでアナログレコーディング】というものです。 まさに私に向けられたかのような企画…いかに私のような愛好者が世間にいるかを知っていらっしゃるのでしょうか。 私はデジタルMTRやパソコンをつかって、自作曲を録音しています。アナログの録音機材は、高校生の頃に4トラックカセットMTR(マルチトラックレコーダー)をつかって数曲つくったくらい。オープンリールのテープレコーダーにはずっと憧れがあります。 フルアナログ録音は、ものによってはその稀少さのためか、価格の高騰で現代ではかえってハードルが高くなっている機材も? もちろん、かならずしもアナログ機材が高価でハードルが高いとは言い切れず、リバイバル需要に応えた安価な一般向け商品もあるかもしれません。でも

    『トキオドライブ』奥田民生のDIYとCharのアニヴァーサリー
    bandshijin
    bandshijin 2020/09/28
    奥田民生の、DIY術を堪能。ほんとうに目の前で『トキオドライブ』できてしまった!アナログの音像が楽想にも合っている。Charのアニヴァーサリーコンセプトアルバム『ROCK+』への提供曲。
  • 人形の逃避行 奥田民生『風は西から』MV

    この曲、クルマのCM(※マツダの企業CM「Be a driver.」)で聴きましたね。サビを中心にCMで使われていたのを見ました。Gメージャーキーで大胆にⅶの「ファ♯」の音をボーカルメロディのサビのいちばんおいしい部分に使っていたのが強く印象に残っています。♪たましいーでーは「しーーーー」れーーの、「し」のところですね。(サビ折り返しなら♪たましいーーでーーゆ「こーーーー」ぜーーー、の「こ」のところ。) こんなMVがあったとは知りませんでした。ロボット…というか、クルマの衝突安全性試験のための人形?が動いている…! 動くと人形を「ロボ」と認識するようです、私。 無表情なのに場面ごとに豊かな表情を感じるのはなぜでしょうか。演じ手の身振り手振り、首や顔の角度、光の当たり方…いろんな要素がそれを感じさせるのでしょう。見事です。 逃げ出した人形さん、街のキオスク風?のお店に並んだ新聞を見てしまう。

    人形の逃避行 奥田民生『風は西から』MV
    bandshijin
    bandshijin 2020/09/22
    マツダの企業CMに使われた曲『風は西から』サビメロディのファ#が印象的で大胆。爽快な車の旅のお供にしたい。MV。車の衝突安全テストに乗り込む人形が主役。ほっこりとしておかしくもあり、ブラックユーモアでもある
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