8月末、安倍晋三首相が辞任を発表して以降、多くのメディアが安倍政権の検証報道をしています。金融・経済、外交・安全保障と並び、安倍首相がしばしば言及していた「女性活躍政策」に関する記事も目にします。私も、いくつかの取材にこたえ、中でも毎日新聞・藤沢美由紀記者の記事「『女性活躍』保守政権ならではの成果と限界」が、分かりやすいと思います。 この2週間、さまざまな意見を見て思うのは「保守政権だから女性政策で成果がなかった」とか「掛け声倒れ」というのは、物事を単純化しすぎであり間違っているということです。この記事では、実際に起きた変化を事実に基づいて見ていきます。 最大の成果は寡婦控除の対象拡大 7年8カ月にわたる第二次安倍政権の女性政策で最大の成果を、私は未婚のひとり親家庭に対する寡婦控除を認めたこと、だと考えています。シングルマザー支援に関わるNPOが長年に提言してきたことが、税制変更として結実
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