そういえば今は亡き姑も、六十の手習を始めるとなったら、チャイナペインティング、ちぎり絵、七宝焼etc一気に並行して習い始めたらしい。 それと庭に大輪の薔薇を20種類以上植えていた。最初は知らなかったが薔薇の苗ってなかなか高価なようで、何度か薔薇泥棒に入られ根こそぎ持って行かれたなんてことがあった。 その姑が亡くなってから、手入れをする人がいなくなった薔薇はあっという間に枯れ果てた。 はっきりいって姑とはかなり折り合いが悪くほとんどいい思い出がない。 そして姑が亡くなってからわたしの旅人生活が始まった。とにかくこの家が嫌いで外に出ることばかり考えていた。 そんなわたしがいま、すっかりコンポスト生活にハマってしまっているのだから人っていつどんな心境の変化があるかなんて分からないものだ。 ところで今日からじいじが毎年恒例の松の剪定作業を始めることになった。 薔薇と並んで松も職人さんが入ると相当な