日経平均株価は今月12日以降「暴騰」した。先週末の19日は、終値・ザラ場高値ともに、これまでのバブル崩壊後の最高値だった2021年9月14日の水準を更新した。11日終値に比べた19日までの日経平均の上げ幅(6営業日)は1682円ほどにのぼり、騰落率としては5.8%に達する。 これまでの当コラムでの主張と変わらず、こうした日本株の暴騰は買われすぎだと判断している。また、過去の市場においても、「買われすぎがもっと買われすぎになり、さらに買われすぎになる」ということは、頻繁に起こった。 とはいうものの、今回の「買われすぎのうえに買われすぎが重なる状況に陥る」という展開は、筆者はまったく予想できなかった。当コラムの多くの読者に、ご心配やご迷惑をおかけしたことと思う。心よりお詫び申し上げたい。 日経平均の高値は3万2000円で不変、安値を上方修正 市場見通しの数値については、当コラムでは「年央あたり
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