ライブで熱唱する「なんちゃらアイドル」の2人と歓声を送るファンの人たち。呼びかけに応じるなど、親しみやすさも彼女たち(地下アイドル)の魅力だ=高円寺で2018年2月、写真家の原田裕介さん撮影 新宿の外れの雑居ビルの地下にある小さなライブハウス。僅かに段差のついたステージに立つのは、ロックバンドでもなく、弾き語りのシンガーでもなく、可愛らしい格好をした2人の女性だった。 地下アイドルとして活動する“御茶海(みさみ)マミ”(24)と“あおはる”(21)の2人組グループ「なんちゃらアイドル」は、小さなライブハウスを中心に、およそ3年前から活動を行っている。ツイッターでライブの告知や日々の出来事を発信し、月に約10回、20~30分間のライブで歌う曲のおよそ半分はオリジナル。足しげく通うファンからは、「コール」と呼ばれる曲に合わせた掛け声や声援が送られる。露出度の高い衣装などを身につけてのライブや、
今年3月に52歳で急逝した作家の佐藤大輔さんを追悼する「佐藤大輔さんを偲(しのぶ)会」がこのほど、東京都新宿区の日本出版クラブで開かれた。佐藤さんの担当編集者の有志が勤める出版社(KADOKAWA、中央公論新社、徳間書店、早川書房)が共催。作家仲間や友人、編集者ら約60人が、独特の歴史観をもとにした仮想戦記を発表し、未完シリーズを多く残して旅立った故人を惜しんだ。 仮想戦記とは、架空の設定による戦争、戦闘の物語を指す。1991年の作家デビューを機に、古今の史書や小説の乱読で得た教養を駆使して独創的な設定の仮想戦記を世に送り出し、熱狂的なファンを生んだ佐藤さん。文学賞の受賞歴はなかったが、出世作「征途」の文庫版に寄せた解説で、映画監督の押井守さんはこう評していた。「『仮想戦記』なるジャンルは佐藤大輔において頂点を極めた--というより、佐藤大輔という作家を世に…
第82回アカデミー賞(映画芸術科学アカデミー主催)の長編ドキュメンタリー賞に日本のイルカ漁を告発した米映画「ザ・コーヴ」が受賞したことについて、和歌山県太地町の三軒一高町長と同町漁協の水谷洋一組合長は「漁は県の許可を得て適法・適正に行っている。(作品は)科学的根拠に基づかない虚偽の事項を事実であるかのように表現しており、(授賞は)遺憾だ。さまざまな食習慣があり、地域の伝統や実情を理解したうえで相互に尊重する精神が重要だ」とするコメントをそれぞれ発表した。 捕鯨で知られる同町では、鯨類追い込み網漁としてイルカ漁にも町漁協の約10人が従事している。漁を許可している県などによると、今年の漁獲枠は2845頭。県の担当者は「江戸時代から約400年続く食文化なのに……」と困惑している。 この映画を巡っては、町と姉妹都市提携しているオーストリラリアのブルーム町に抗議のメールや手紙が届き、提携が一時停止さ
みなさん、こんにちは!「大人の音楽の時間」講師の広瀬香美です。 今週も、広瀬香美ならではの解説で、みなさんに楽しく、分かりやすく、音楽の授業を進めていこうと思います。この授業を通して、みなさんがこれまで以上に音楽が好きになりますように、応援していきたいと思います。 さて、みなさん、「作曲」って難しいことだと思っていませんか。素人には到底無理なことだと思っていませんか? 今週はそんなみなさんに、目からうろこが落ちたと言ってもらえるような「世界一簡単な作曲法」をご紹介したいと思います。 そして、この世界一簡単な作曲法がしっかりと理解できるように、前編後編の2回に分けて授業を行います。前編では、音楽の基礎知識を中心にお話しします。そして、後編ではこの基礎知識を生かして、実際に作曲してもらいます。 前編で、音楽の基礎知識を理解することにより、あの今までよく分からなかった「コードって何?」「和音って
音楽業界の著作権を寡占する社団法人「日本音楽著作権協会」(JASRAC)に公正取引委員会が27日、重い処分を下した。作曲家らは「新規参入が促されることは当然」と自由競争を歓迎する。だが一方で「放送権は競争になじまない分野」と、排除措置命令の実効性に疑問の声も。JASRACは処分を不服として闘う姿勢を示しており、業界内の不協和音は続きそうだ。【若狭毅、川崎桂吾】 「この命令に不承知。公取委からの説明をよく検討したうえ、審判を請求する」。JASRACの加藤衛理事長は27日夕の記者会見で不満げに述べた。 加藤理事長は「テレビ・ラジオ局との包括契約は世界標準と言っていい。現段階でベストの方法。特に新規参入を排除しているとの公取委の判断は誤り。事実関係を徹底的に争う」と語気を強め、「審判で解決しなければ、その後のことも考えている」と訴訟も辞さない構えをみせた。 会見では▽放送事業者に他の事業者の管理
便利というものは不便とセットで存在する。失った時は、依存度の大きさに比例して喪失感を募らせる。 インターネットや携帯電話がまさにそうだ。文字や印刷技術の発明と並び称されるほどにコミュニケーションの形を激変させて、功罪両面の副産物を我々にもたらした。 英語に堪能な全盲の友人は、パソコンに音読システムをインストールして、メル友を世界に広げた。ハンディを越えて羽ばたくためのツールになった。 一方で、若者たちに「携帯がなくなったら」と問うと、「生きていけない」という答えが返ってくる。「死んじゃう」と涙を浮かべる少女もいる。 事実、自殺予防の電話相談ではここ数年、「メールや電話の着信拒否で仲間外れにされた」という訴えをよく耳にする。ネットの切れ目が縁の切れ目。現代版「村八分」のツールとしても使うことができる。 思いの丈を文字に記した手紙の時代には、じれったいほどの時間があった。人が互いに向き合って会
自民党は4日、党本部で選挙対策委員会を開き、来夏の参院選に向け比例代表の公認候補者選定基準を一部緩和することを決めた。来年7月25日の任期満了日現在、70歳未満を候補者とする「70歳定年制」について、選対委などの権限で例外を設ける。07年参院選で岡山選挙区で落選した片山虎之助元総務相(73)らの立候補を念頭に柔軟に対応することにした。 自民党は国政選挙で比例代表の定年など公認候補の選定基準を決めている。88年に導入した参院比例の定年は70歳。当時の平均寿命が76歳程度で6年間の任期などを考慮した。一方、解散がある衆院は平均的任期が3年程度のため、定年を76歳から三つ引いた73歳に設定。95年からの移行期間を経て、03年から正式導入している。 ただ、選定基準には「総裁が国家的有為な人材と認めた者、または支持団体が余人をもって替え難い候補者と決定し総裁が認めた者は(略)特別例外的に扱える」との
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