今どきの新しいカメラユーザーなら、こうした絞りのアナログ操作に特に興味はないかもしれません。あるいは、逆に新鮮に感じる人もいるでしょう。好き嫌いはともかくとして、近ごろ似たり寄ったりのデザインのカメラやレンズが増えている中、独自のアナログフェチ路線を展開するXシリーズとXFレンズは、個性が際立った存在といえます。今後登場するXFレンズがすべて絞りリング付きとは限りませんが、現在発売中の5本のラインアップはいずれも製品名に「R」の文字が含まれ、絞りリングの搭載を示しています。 今回試用したのは、そんな絞りリング付きのXFレンズの1本「フジノンレンズ XF14mmF2.8 R」です。「ふじのん」という言葉の響きには、どことなく愛らしさが漂いますが、実は長い歴史を誇る世界有数のレンズブランドのひとつ。キヤノンやニコン、タムロン、ヘキサノン、ヤシノンなどと同じく、光学メーカーの社名やブランド名の語
![第14回 単焦点ワイドレンズで撮る都会の曲線美――富士フイルム「XF14mmF2.8 R」](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/edd7ea05b034b4880278a9c2adf486de6fa1287f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fdc%2Farticles%2F1302%2F26%2Fl_hi_14mm_01_ex.jpg)