19日、米国の支援を受けたイラク軍が、過激派組織「IS(イスラム国)」が支配するモスル西部の奪還作戦を開始した。モスルはISにとっては支配地域の中で最大の都市であるため、奪還すればISの脅威を凋落させるだけではなく、イラクのメンツを賭けた作戦だといえる。 ■恐怖の白ひげスナイパー そんなイラク軍に生ける伝説として知られる1人の老人がいることをご存知だろうか? 男の名はアブー・タシーン(63歳)。第4次中東戦争、イラン・イラク戦争、クウェート侵攻、湾岸戦争に参加したイラク退役軍人だ。現在は、対ISの戦闘に“ボランティア”として参加し、生活は年金でまかなっているという。英紙「Daily Mail」(2月24日付け)が伝えている。 あと2年もすれば“高齢者”になるタシーン氏を伝説たらしめているのは、その並外れた射撃能力だ。なんと、ここわずか2年で321人ものIS兵士を撃ち殺したというのだ! 今月