更新をサボっている間に、CrystalDiskMark 3.0が公開されていました。 旧バージョンのCrystalDiskMark 2.2と比較して、SSDの性能を多角的にベンチマークするための新機能がいくつも追加されています。今回の記事では、ベンチマーク結果を交えてそれらの新機能を紹介してみたいと思います。 Random Read/Write 4KB QD=32 起動して一番最初に目に付くのが、"4K QD32"という新しいテスト項目が追加されている点です。これは、NCQ(Native Command Queuing)による性能向上をベンチマークするためのテストです。 NCQとは、HDDやSSDが複数の読み込み・書き込み命令を同時に受け取ったときに、同時処理や順序の並び替えにより、パフォーマンスを向上させる仕組みです。QD(Queue Depth)とは、同時に発行される命令数を表します。