今日10月5日は、今や世界一の巨大企業となったアップルの創業者スティーブ・ジョブズ氏が死去してから6年目の命日にあたる。改めて指摘するまでもないが、彼は初期のホームコンピュータ「Apple I(アップル1)」や 元祖GUIパソコン「Macintosh(マッキントッシュ)」、革新的なスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」など未来志向の製品を次々と世に送り出してきたIT界の巨人だ。彼の天才的な発想と感性のもとに生み出された製品が、世界中の人々の生活を大きく変えたといっても過言ではない。だが、そんな男が死に至った“本当の原因”は、ほとんど正しく知られていないのが実情だ。今回は、世界が偉大な頭脳を失うことになった背景について探ってみたい。 ■ジョブズの特徴的食生活、その背後にあった思想 ジョブズ氏は、若者の時から飛び抜けた変わり者として知られていた。かつて米・カリフォルニア州で盛り上がりを