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ブックマーク / gender-sf.org (5)

  • 小川芳範(大学非常勤講師)

    ※山括弧〈〉内の文字はルビを表します。 いささか乱暴な物言いになるが、候補作はいずれも、偶然(?)にも、広い意味でのビルドゥングスロマン、つまり主人公(たち)の人間的成長の過程を描いた「教養小説」ないしは「自己形成小説」と私には読めた。加えて、それらはいずれも主人公たちによる、彼女らにとっての原初的、始原的な問いについての、集合的かつ共同的思索の試みのシークエンスでもあり、哲学すること(philosophizing)の実践でもあった。そうした試みの末に彼女たちが到達する(あるいは遠く指し示す)場所〈トポス〉の風景はそれぞれに異なり、私にとってどの風景が一番好ましいか、最終的にはそれが選考理由になったと正直に白状すべきだろう。(これらの素晴らしい作品群を前に、「優劣」を語るのは虚しく愚かしい。)ここで「好ましさ」とは、審美的、思想的、技術的など様々な意味合いを含むが、ジェンダーへの慮〈おもん

  • 2011年度 第11回Sense of Gender賞

    2011年度 第11回Sense of Gender賞発表 2011年度 第11回Sense of Gender賞は2012年7月7日日、第51回日SF大会 Varicon2012(北海道夕張市・合宿の宿 ひまわり)にて発表されました。 発表 第51回日SF大会 Varicon2012(2012年7月8日 北海道夕張市・合宿の宿 ひまわり) 賞状、トロフィー 2011年度 第11回Sense of Gender賞 最終選考作品 クリックすると作品のアマゾン購入ページ、またはアマゾンで販売していない場合は作品サイト等へリンクしています。アマゾンアソシエイトの収益はセンス・オブ・ジェンダー賞の運営経費として使用しています。 大賞 川原由美子『ななめの音楽I』『ななめの音楽II』〈朝日新聞出版〉シスターフッド賞 粕谷知世『終わり続ける世界のなかで』(新潮社)シスターフッド賞 TVアニメ『魔法

  • シスターフッド賞 TVアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』 監督:新房昭之

    ©Magica Quartet/Aniplex・Madoka Partners・MBS

    シスターフッド賞 TVアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』 監督:新房昭之
  • ジェンダーSF研究会

    NEWS 2023年度 第23回Sense of Gender賞(2024.07.07) 2023年度 第23回Sense of Gender賞を発表! 大賞:映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』、大賞:高殿円『忘らるる物語』 最終選考委員の講評は8月末ごろ公開予定です。 The 23th Sense of Gender Award in 20232022年度 第22回Sense of Gender賞(2023.09.17) 選考委員の講評を公開しました。2022年度 第22回Sense of Gender賞 大賞:白川紺子『後宮の烏』全7巻 SF初志貫徹賞:高野史緒『カラマーゾフの兄妹 オリジナルバージョン』 The 22th Sense of Gender Award in 20222022年度 第22回Sense of Gender賞(2023.08.06) 2022年度 第22回Sens

    ジェンダーSF研究会
  • タニス・リー『ウルフ・タワー』(全4巻)

    タニス・リー『ウルフ・タワー』(全4巻) 中村 浩美訳〈産業編集センター〉 Tanith Lee , The Claidi Journals Law of the Wolf Tower (US title: Wolf Tower),Wolf Star Rise (US title: Wolf Star),Queen of the Wolves (US title: Wolf Queen), Wolf Wing あらすじ 正体不明の外界と隔絶された世界「ハウス&ガーデン」で奴隷として育ったクライディは、いじわるにもめげない根性と元気を持った少女だ。ある日熱気球でこの国にやってきたプリンス・ネミアンを救い、外界に出て行くことになった時から、クライディの運命の歯車は動き始める。クライディは当にプリンセスなのか? この世界に隠された秘密とは? さまざまな国を渡り歩きながら、クライディは世界の真の

    タニス・リー『ウルフ・タワー』(全4巻)
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