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どんな人間にも必ず訪れる死。最近は、子や孫や親戚一同に囲まれた「絵に描いたような大往生」が減り、「孤独死」が増える傾向にある。見守っていた家族をひとりきりで死なせてしまい、後悔する人も少なくない。終末期のがん患者に寄り添う緩和ケア医として、これまで2500人以上を 看取 ( みと ) ってきた奥野滋子さんは、「ひとりで死ぬことが寂しいとは限らない。人生に満足し安心して旅立つ方も多い」と、人の最期に関する一つの考え方を提示する。 「お母さんが会いに来てくれた」 60歳、女性。卵巣がん。 衰弱が進行し、入院していた。腹水で腹部は膨らみ、顔はやつれ、手足がやせ細っていて、自力では動くこともままならない。夫とは死別しており、子供がいないため独居である。母親は彼女が学生だった時に病死している。 ある朝の回診での出来事である。 「先生、昨日の夜、お母さんが会いに来てくれたんです」 「お母さんはそこの椅
広島県尾道市の千光寺公園にあるサル山。 ここで暮らすニホンザル(雌)が1匹で2度目の春を迎えようとしている。 数十年前、サル山には数十匹いたとされるが、2014年12月、 主 ( あるじ ) はこの雌だけに。今後、観光客が増えるシーズンとなるが、高齢であることから、世話をしている市は「そっと見守って」と呼びかけている。 市観光課によると、現在のサル山(面積約220平方メートル)は1970年5月、同公園の西側にオープン。記録が残っていないため、当時の数は不明という。 サル山を管理する同課の宮谷匠さん(46)が、退職した先輩から聞いたところ、多い時には数十匹が生活していたという。現存する記録によると、2006年には6匹いたが、11年には雄と雌の2匹に。その雄も14年に死亡した。 残った雌の年齢は不詳。宮谷さんは1990~94年頃と、2000~13年にサル山を世話しており、「少なくとも、2度目の
美瑛町の丘にある農地に立つ、通称「哲学の木」が、土地の所有者によって倒されたことが25日、わかった。 私有地に足を踏み入れる観光客が相次ぎ、農作業に支障が出ていることなどから撤去したという。 「哲学の木」は高さ約30メートルのポプラで、傾いて立つ姿が思索にふける人間に見えると、観光スポットの一つとなっている。木は24日に重機で倒され、25日に撤去されたという。 所有者家族の男性は「切りたくて切ったわけではない。もう、そっとしておいてほしい」と語った。所有者の友人で、同町在住の写真家中西敏貴さん(44)は、「所有者側も『観光客が美瑛町に来てくれるなら』と我慢してきた。美瑛の美しい景観は地元の農業があればこそ。観光と両立させ、気持ち良く農業ができる環境を整えるきっかけにすべきだ」と話した。
野生のニホンザルによる農作物被害などに悩む神奈川県伊勢原市は1日、同市日向の集会所で、「女性による女性のための鳥獣対策勉強会」を初開催した。 男性が仕事などでいない時間帯を見計らって出没するなどサルの動きが巧妙になっている実情を踏まえ、女性にも自衛・撃退に立ち上がってもらおうと企画。〈1〉近寄らない〈2〉目を合わせない〈3〉背中を見せない〈4〉叫ばない――の「セザル4か条」などを伝授した。 市によると、市内では約200頭のサルが生息しており、農作物被害は毎年600万~1000万円ほどで推移。追い払い対策を続けているが、歯止めが掛からず、住宅内の食料品、仏壇のお供え物まで奪われるケースも出ているという。 この日の勉強会には、日向地区周辺の主婦ら16人が参加。講師も千葉科学大学動物危機管理学科の加瀬ちひろ助教ら全員女性が務め、鳥獣の生態などを学んだうえで、エアガンやロケット花火などを使ったサル
福岡教育大(福岡県宗像市)は5日、教育学部の50歳代の男性教授が2010~13年に発表した論文5本で無断引用などの不正があったと発表した。 年度内に教授の処分を決める。 同大学によると、不正論文は教員や学生の論文をまとめて掲載する「大学紀要」などで掲載された。外国文献の和訳や、かつて指導した学生の卒業論文などを盗用しており、12年の大学紀要では卒論のほぼ全文を引用していた。 昨年5月、独立行政法人・日本学術振興会(東京)に情報が寄せられ、同大学が教授の過去の論文について調査していた。 卒論を盗用した点について、教授は「資料やアイデアは自分が教えたもので、盗用ではない」と釈明したが、大学側は「卒論は学生のものであり、不正にあたる」と判断した。
小学2年の男児(8)を鎖で自宅に約8時間拘束したとして、滋賀県長浜市の無職の父親(32)、母親(27)の両容疑者が9日未明、逮捕監禁容疑で逮捕された事件。男児は自宅を訪れた子どもたちの叫び声によって、助け出された。一方、市教委などは虐待の兆しを把握しながら、今回の事態を防ぐことはできなかった。 8日午後3時半頃。両容疑者宅裏の路地を近くの男性(66)が軽トラックで通りかかった。「おっちゃん、助けたって」。小学生たちが窓を開け、おびえたように声を張り上げた。 室内では男児の胴に鎖が巻かれ、太い柱につながれて、南京錠が2か所にかけられていた。「大丈夫か」。男性は110番した後、自宅から工具を持ち込み、鎖を少しずつ切った。 男児は「夕べから何も食べていない」と漏らし、近所の人が差し出したあんパン2個と牛乳を一気に平らげた。鎖から解放されると、「ありがとう」と頭を下げ、飼っている猫2匹とウサギの様
福岡県筑後市のリサイクルショップを経営し、従業員や親族を殺害したとして逮捕された中尾伸也(47)、妻の知佐(45)両被告(いずれも殺人罪で起訴)。 2人は他の従業員にも、仕事のミスなどを理由に日常的に暴力を振るっていた。のどかな田園地帯にある店内で何が起きていたのか。逃げ出した元従業員らが、異様な支配の実態を明らかにした。 「殴られているのに逃げ出せなかった。思考能力が完全に低下していた」 リサイクルショップ「エース」が開店した2003年に数か月働いた30歳代の男性は、自身が受けた暴力の実態について口を開いた。両被告は当時、一日の大半を店で過ごし、5~6人の若者を雇っていた。「最初は普通だったけど、だんだん変わっていった」。店で寝泊まりを命じられ、閉店後は説教が始まり、両被告が当時住んでいたアパートの掃除までさせられた。きちんとできなければまた説教。そのうち、様々な「暴力」が始まった。 特
インターネットサイトに広告を掲載する「アフィリエイト」で報酬を得ている個人に対し、国税当局がプロバイダーを通じて税務申告を促す取り組みを始めた。 アフィリエイトは手軽な副業として全国で100万人以上が手がけているとされるが、意図的に収入を隠す人が後を絶たないためだ。税務調査で2000万円を超える所得隠しが発覚したケースも出ている。 「税務署にばれるはずがないと思っていた。突然の調査はショックだった」。東京都内の男性(50)が振り返る。 男性の自宅をスーツ姿の男たちが訪れたのは2011年10月。勤務先の会社にいた男性は、妻からの連絡を受け、すぐに税務署に電話した。「パソコンでお仕事をされていますよね」。税務職員の一言で、「全て知られている」と悟った。 男性は当時、副業のアフィリエイトで年間200万~250万円の報酬を得ていたが、申告していなかった。税務署は、通信費などの経費を差し引いた所得が
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