たとえば僕はHIPHOPが好きなんだが、それだってある方面の人から見れば、「喋ってるだけじゃん。悪口並べてなんの生産性があるの?」と低評価をつけられてしまう。 このように、どれだけ個人が死に物狂いで価値を積んだところで、全方面に素晴らしいものだと思い知らせることは不可能である。 自分が円の中心にいるとして、その周囲をぐるっと様々な価値観を持った人が並んでいると考えた方が良い。 いろんな背景を持った人がいるのに、全員に自分が意味のある人間であるのだと分からせることなど不可能。 だから人は生きる上で、どの方面に向かって物事を語りかけて行くのかってことを明確にした方が良い。 ただ闇雲に他人に評価されたい、そんな五里霧中のことをしていると、どこかで心を痛めて倒れてしまう。 どんなに頑張った人であれ、どこかの誰かから見ればカス以下の存在でしかないってことを忘れないようにしないと、いつか傲慢になる。