S25Rスパム対策方式によって正当なメールサーバが誤って拒絶されているのを発見するのに有用なシェルスクリプトを紹介します。メールサーバがウェブサーバを兼ねているなら、このスクリプトをcgi-binディレクトリ配下のディレクトリにパスワード付きで置くことにより、ウェブブラウザで拒絶記録を容易に監視できます。コマンドとして実行することもできます。 機能 このスクリプトは、応答コード「4XX」(「後で再試行せよ」の意味;「XX」は数字の組)で拒絶されたアクセスの記録をPostfixのメールログから抽出し(S25Rによるもの以外も抽出されます)、再試行アクセスが連続して並ぶようにソーティングして表示します。すなわち、クライアントIPアドレス、送信者アドレス、および受信者アドレスとも同じであるアクセスは、連続した行で表示されます。それらのいずれかでも異なるアクセスは、空白行で分断して表示されます。