アミが、仲間と狩り(注1)を楽しんでいた時、突然現れた不審なプレーヤー。攻撃範囲内にいる敵に次々と攻撃をしかけ、他のプレーヤーが戦っている敵も、横殴りで奪い取る。その正体は「BOT(ボット)」と呼ばれる、自動制御されたキャラクターだった。 BOTによる無言の横行はプレーヤーの神経を逆なでし、プレーヤーのBOTへの嫌悪感は増幅されていった。 そんなある日、アミの周囲である事件が起こった…。 ※文中に登場するゲーム用語については、文末のゲーム用語解説も併せてご覧ください。 前回も紹介した通り、意志なきキャラクター「BOT」が、プレーヤーに与えてしまう影響は想像以上に大きい。 プレーを妨害されることに対する不快感。交流が成り立たないことによる虚無感。楽しいはずのゲームを台無しにされたストレスは、プレーヤーの悪感情を刺激する。 さらに匿名性の高いネット上では、疑心暗鬼がつきものだ。疑う心は、人の感
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