名古屋市の名古屋駅前に建つ複合商業施設「ミッドランドスクエア」25階に新設される名古屋将棋対局場。これまでタイトル戦以外の公式戦は東京と大阪の将棋会館で行われてきたが、「第3の対局場」として、2022年度の第81期名人戦順位戦(毎日新聞社、朝日新聞社主催)から使用される。22日の開場日に行われる「こけら落とし対局」は、A級順位戦・藤井聡太王将(19)―佐藤康光九段(52)戦と、B級2組の杉本昌隆八段(53)―佐々木慎七段(42)だが、その後はどんな注目カードが組まれるのか。また、場内の最新設備、記録係や事務局の体制、さらには「昼食や夕食に“名古屋メシ”は登場するのか」など、将棋ファンならずとも気になるところを取材した。【丸山進】 今年度は「藤井戦」など100局 22年度の棋戦で名古屋対局場を使うのは、今のところ順位戦のみで、このうち東海地方を拠点とする棋士の対局と、東西交流対局の一部が行わ