交通事故死者数10年連続減少 なぜ減ったのか? 57年ぶりに4000人台となった前年を下回る4683人 昨年の交通事故死者数は前年より51人少ない4863人で10年連続の減少。これは快挙といえるんじゃないだろうか? 昭和30代~40年代にかけて、日本は高度経済成長時代、モータリゼーションとも重なり、交通事故死者数は1万6000人を超え、交通戦争と呼ばれるほどの社会問題になった。'70年にはピークを迎え、減少していくものの、'80年中盤から再び増加に転じ、1万人を突破し第2次交通戦争と言われる状態に。 なぜ、これほど交通事故死者数が減ったのだろうか? 昨年の交通事故死者数を考察してみた 昨年の交通事故死者数の4863人は、昭和27年とほぼ同じ死者数だ。この時代はまだ日本はモータリゼーションを迎えておらず、ヒルマンミンクスをいすゞが、オースチンA30を日産がノックダウンしていた時代だ。47年前