ニーズが多様化する中、消費者に適切に商品を送り届け続けるためには、全国に必要な商品を必要な量だけ届けることが重要になる。花王はESG戦略の一環として、少量多品種生産への対応と自由度の高い物流機能を連携した生産・物流機能一体型拠点の実現を通して環境負荷の低いサプライチェーンを目指している。同社の物流の特徴はメーカー物流だけでなく卸物流まで自社で行っている点だ。豊橋工場内の新しい倉庫ではパレット自動倉庫、そしてロボットと無人搬送車(AGV)を組み合わせた自動化が進められていた。
ロボット開発者たちの多くは、ロボットを主役にしたがる。だが本当に主役にすべきはサービスであり、ロボットはそのための道具だ。これからのロボット活用が考えられる現場は、当然のことながらすべて人が作業を行う前提で作られて回っている。そこにロボットを入れるためには、人の側にも環境の側にもロボットに歩み寄ってもらう必要があるが、一足飛びには行かない。しかしある程度ステップを踏むことを厭わなければ、現場側からロボットが求められるようなやり方も可能になるという。 使えるロボットを作れば使ってもらえる「わけではない」 ちょっとおかしな話だが「ロボットが普及した社会の様子、その風景を想像せよ」と言われたら、だいたいの人が同じような風景を思い描くのではないだろうか。つまり、ロボットが普及した社会の「ゴール」自体は、実は多くの人のあいだで漠然と共有されている。だが実際にロボットが普及するためには一定のステップを
この連載では、これからブレイクしそうなビジネスを探ってきた。だが紹介しようと考えているうちに、みるみる成長していったケースもある。今回取り上げる「Groupon」がその例である。創業から1年足らずで黒字化、2年にならないうちに推定収益3.5億ドル(約321億円)になり、その評価額は13億5000万ドル(約1,240億円)と査定されるに至った。「ソーシャルコマース」「ソーシャルショッピング」と呼ばれる分野の代表で、驚異的な急成長を見せている同社がなぜ成功したのかをご紹介しよう。 「共同購入」と聞くと、何を思い浮かべるだろう。古くは、生協の食料品や生活用品の共同購入がある。また、ネット時代になってからは、楽天市場やYahoo!のようなECサイトの共同購入サービスがある。同じ商品を購入する人が増えるほど、価格が下がってコンシューマには割安になるというものだ。 今回ご紹介するGroupon(htt
「クラウドは一時のバズワードでは終わらない」。クラウドの動向を長く注目してきた野村総合研究所 情報技術本部 技術調査部 上級研究員 城田真琴氏はこう指摘する。いよいよ本格化するクラウドだが、サービス提供ベンダーが増えるにつれて競争も激化している。ITロードマップセミナーSPRING 2010「最新IT動向と企業情報へのインパクト」で城田氏は、クラウド市場の動向、注目の製品群、さらにクラウド時代のベンダーとの付き合い方について語った。 競争の激化で低価格化が進むクラウドサービス 城田氏はまず、パブリッククラウドサービスの動向について言及。IaaS、PaaSのレイヤで大手がこぞって低価格競争に入っており、「マイクロソフトの参入が大きく影響して、パブリッククラウド大手の仮想サーバ料金は1時間10円が標準になっている」状況だと指摘。さらにこれで頭打ちではなく、「今後はますます利用料金の低下が期待で
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