犯人は、太陽でした。 地球は毎日、銀河や太陽から発生する大量の高エネルギー粒子に晒されています。特に中性子は電気製品のコンピュータチップ内の半導体に作用し、各種の不具合を生じさせることがあります。航空機は長年この問題に悩まされてきましたが、最近では携帯電話や電気自動車、アメリカで使われている自動投票機にも悪影響を及ぼしていて、家電メーカーは、そのような宇宙線や太陽嵐により強く対応できる機器を生産しようとしています。 そんな中、2003年に行なわれたベルギーの地方選挙で、4,096票が1人の候補者に誤って投票される誤作動が発生したことが、アメリカ科学振興会(AAAS)の年次会合で明らかにされたとPhys.orgが伝えています。ヴァンダービルト大学の電気工学教授Bharat Bhuvaさんは「昨年のアメリカ大統領選挙でも300万票の不正票があったよね」とジョークを飛ばしつつ、ベルギーの投票機の