太陽系内で大きさと平均密度が最も地球に似た惑星である金星は「地球の姉妹惑星」と表現されることもあるのですが、大気圧は地球の90倍あり、地表温度は460度以上もあるという過酷な環境に包まれています。金星の着陸に成功したのはソ連の金星探査計画「ベネラ計画」の惑星探査機だけであり、着陸後も過酷な環境下では機器類を長時間動作させることができない状態です。そんな中NASAのグレン研究センターが、金星のような環境下でも数百時間~数週間動作できるコンピューターチップの開発に成功しました。 Prolonged silicon carbide integrated circuit operation in Venus surface atmospheric conditions: AIP Advances: Vol 6, No 12 http://aip.scitation.org/doi/10.1063/