地球上の生命体が遺伝物質としてDNAを使っていること、またその遺伝情報はアデニン(A)、チミン(T)、グアニン(G)、シトシン(C)という僅か4種類の塩基でコードされることは、よく知られた事実です。 このシンプルな遺伝暗号が生み出す20種類のアミノ酸配列(タンパク質)が多種多様な生物機能を担っているわけで、生命の神秘には感動を覚えるほかありません。 しかし現代の化学者は飽くなき野望から、その神秘すら制御しようと考えています。 DNA/RNAに人工塩基対を組み込むアプローチはその一つです。 核酸機能の人工的拡張を目指して 人工塩基対(ここではATCGとは全く骨格の異なるものを指します)の開発研究は、生化学者Alexander Richが1962年に提唱した以下の仮説に端を発しています。 「DNAの塩基の種類を増やすことができれば、DNAの情報や機能を拡張できるはずだ」 仮に第5と第6の人工塩
先日、某所にて、人文社会科学から自然科学まで、いろいろな学問分野の先生たちが集まる機会があった。「僕以外」は、その領域で素晴らしい成果をあげている最先端の研究者の方ばかりで、まさにそれぞれの領域で、第一線を走っておられる方ばかりだった(名前を出せば、学者ならば、誰でも知っているクラスの先生方です)。 会合の休み時間、ランチを食べながら、ふとしたことから、みんなの話題になったことが、これである。 「最近、論文がだんだんと読まれなくなってきているよね。」 誰かがふともらした、この一言に、異領域の先生方が、皆、一様に「うんうん、そうだよなー」とうなづいたのは、とてもびっくりした。ひとつの領域に固有に存在する問題ではなくて、みんなの問題なのかもしれないな、と直感的に感じた。 ▼ 繰り返して言うが、彼らはそれぞれの分野で第一線を走る研究者である。決して、彼らが「怠惰であるがゆえに、論文を読まない」と
厳格なイスラム国家として知られる中東のイランで、小学校の教師が、礼拝のしかたを子どもたちに教えるロボットを製作し、子どもたちの人気を集めています。 このロボットは、イランの小学校でイスラム教を教えている教師が、子どもたちに楽しく礼拝のしかたを学んでもらおうと、韓国企業の教育用ロボットを一部改造して作りました。 机の上に乗るほどの小型のロボットで、イスラム教の聖典コーランの声に合わせて、頭を床につける動きなどイスラム教シーア派の人々が、日々の礼拝で行う動きを一とおり、再現できるようになっています。 開発した教師は、自分が教える小学校でこのロボットをお披露目し、子どもたちはロボットの動きに目を輝かせて見入っていました。 ロボットを見た子どもは、「いつも、慌てて礼拝していましたが、今度からはこのロボットのように、もっと丁寧に祈ってみたい」と話していました。 イスラム教徒の間では、人間の形をしたロ
素数の新定理発見 極端な偏りなく分布 米英数学者「夢のような成果」 1とその数自身以外では割り切れない2以上の自然数「素数」が、どのような間隔で分布するかに関する新たな定理を米英の2人の数学者が26日までに見つけた。 数学者からは「教科書を書き換える」との声も上がる成果。素数は小学校でも習う基本的な数だが、謎も多い。新定理の結論は理解しやすい内容で、幅広い関心を集めそうだ。 数が大きくなると、素数はまばらにしか見つからない。1~100の100個の中には2、3、5など素数は25個あるが、同じ100個でも、10万1~10万100には素数は6個しかない。では数が大きくなると、素数の間隔は際限なく離れていくのか。新定理は「そんなことはない」と否定する結果を示した。 数学者の本橋洋一博士(素数分布論)は「素数が極端に偏ることなく分布するという数学の大予想があり、その初の証拠と言えるのではない
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