デンマークにはロスキレ・フェスティバルというヨーロッパ最古の音楽フェスがあります。そしてこちらのフェスが参加者の尿を使ってビールを作る企画を立ち上げたんです。 こういう言い方するとすごく気持ち悪い話に聞こえますがそうでもありません。 というのも、別に尿の水分を使ってビールを醸造するということではないんです。オシッコ自体を飲むわけではなく、フェスで集められた参加者の尿が近くの農場で肥料として使われるということなんです。デンマークの農業食糧委員会の協力のもと、尿はタンクに貯められビールを原料となる麦の栽培に活用されます。その麦から次のフェスで出されるビールができるということ。 このビールのためのリサイクル、名付けて「ビアクリング」は排泄物に対する私たちのアプローチを変えることに目的があります。何かの負担ではなく価値のある資源として捉えるのです。 とDAFCのリーフニールセンさんは言います。 フ