一連の地震の影響で、熊本市内では7か所ある市営墓地で、墓石が倒れるなどの被害が出ていて、市の職員が道を塞いでいる墓石を移動させるなど、作業を進めています。 このうち最も被害が大きいとされる熊本市中央区の小峰墓地では、1900基のほとんどすべてで墓石や灯ろうなどが倒れたままになっていて、道を塞いでいる場所も多数あります。 熊本市には墓地の様子を心配する所有者から問い合わせが相次いでいて、担当者が8日も現地を訪れ、危険な箇所を確認したうえで、墓石を移動させるなどしていました。 市によりますと、被害を受けた墓地の再建費用は法律の支援の対象外で、原則として区画の所有者の負担になるということです。しかし、所有者が被災したり遠くに住んでいたりするほか、連絡が取れないケースもあり、地震から3週間以上がたった今も復旧が進んでいません。 市の担当者は「墓地の中には危険な箇所が多数あるので、来る場合は十分に気