水面に落ちた幼い子供、助けるべきか? 見捨てるべきなのか? さて。ことし12月30日のコミックマーケット105、「ウ-36b」にて、新刊『山本弘論 -この、くそったれな世界に、精一杯のアイをこめて』を頒布します。 先日、亡くなった作家の山本弘さんの作品や業績について批判的に分析した一冊。数か月前にnoteにアップした話題となった未完の記事に加筆修正を加え、最後まで完結させた本でもあります。 ここでの「批判的に」とはほんとうにそのままの意味で、あるいは「山本弘批判」とか「反・山本弘論」といったタイトルがふさわしいかもしれないくらい、全体に山本さんの「思想」を問題視した内容になっています。純粋なファンの方が読んだらむしろ腹が立つかも。 とはいえ、いわゆる「アンチ」的な内容かというとそうではなく、ぼくなりに愛情と敬意をこめて書いたつもり。もとの文章の段階で相当な「問題作」でしたが、それをさらに徹